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東京都庭園美術館'24夏~『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』

東京都庭園美術館に行ってきました。
現在開催中の展覧会は、『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』

竹久夢二の生誕140年を記念して開催されています。
昨年発見された『アマリリス』を中心に、欧米滞在中の出来事を記録したスケッチ帖も初公開されております。

『大正浪漫』という響きが好きなのは
ゲーム『サクラ大戦』の影響でしょうか(笑)



概要

「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)。
1884(明治17)年に岡山県で生まれた夢二は、正規の美術教育を受けることなく独学で自身の画風を確立し、「夢二式」と称される叙情的な美人画によって人気を博しました。
グラフィックデザイナーの草分けとしても活躍し、本や雑誌の装丁、衣服や雑貨などのデザインを手がけ、暮らしの中の美を追い求めました。

夢二の作品は、没後90年を経た今もなお多くの人々を魅了し続けています。

本展は、生誕140年を記念して、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどります。
このたび発見された大正中期の名画《アマリリス》、滞米中に描かれた貴重な油彩画《西海岸の裸婦》、そして夢二を看取った友人に遺したスケッチ帖や素描など、初公開資料を含む約180点の作品を夢二郷土美術館コレクションを中心にご紹介します。

世の中のさまざまな価値観が劇的に変化しつつあった20世紀前半、時代の立役者となった竹久夢二の魅力を存分にご堪能ください。

東京都庭園美術館特設サイトより


展示作品

一部のみ、写真撮影可能でした。

アマリリス

https://x.com/teienartmuseum/status/1808318237660402161

アマリリスの作品は撮影禁止でしたが
東京都庭園美術館のXアカウントに写真が掲載されてます。

描写されている女性は、当時職業モデルだった恋人のお葉(佐々木カ子ヨ)と言われています。アマリリスの花が大きく描かれて、髪飾りのようになっているのが特徴です。


憩い(女)


宝船(やなぎや版)


一座の花形(みなとや版)


雪の風 雑誌『婦人グラフ』第1巻第8号表紙


帯『いちご』


湖畔舞妓図


立田姫


感想

竹久夢二は、『なんでも鑑定団』でよく名前が出ていたので覚えていました。よくニセモノの作品が出回るほど有名な表現者だったのだなあと。

今回初めて作品を観ましたが、いわゆる『夢二式美人』という、ちょっと眉が下がって目がきりっとしている女性。が、当時の時代背景にふさわしい描写。明治大正がどのような時代だったのか、想像力を掻き立てられます。

代表作群は展示されていなかったようなので、詩や俳句なども含めて、また観に行きたいものです。

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