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今すぐ伝えるコツ174

『一文1メッセージを自ら体現』

これはまた、画期的な書籍ですね。
読みながら何となく違和感を覚えていたのですが、この項目を見て氷解しました。『一文を短くする(ワンメッセージ)』

そういうことか!
本書は余計な接続詞を極限まで削除して、本当に伝えたい事を濃縮したエッセンスをこれでもかと詰め込んでいるんですね。

著者である石川和男さんの書籍、これまで10冊を超える数を拝読していますが、まさに決定版と言っても差し支えないでしょう。

それは、日々多数の業務に忙殺されるビジネスパーソンに向けた、「忙しい中でも改善できることがある」というメッセージにも感じました。


以前、樺沢紫苑先生の『アウトプット大全』『インプット大全』において、ひとつの事項に対して、見開き2ページ(~4ページ)で画像を挿入しながら説明しているものがとても読みやすかったことを覚えています。

が、本書は2ページどころか1ページもない事項もあり、再現性はばっちり。
題名のとおり174個のヒントがありますので、実践していけば少しずつ好転していくでしょう。

初耳だったこともいくつかあったので、早速筆者も実践して参ります。
読みながら、神田昌典さんが2005年に出版された書籍『仕事のヒント』を思い出しました。




今回刺さったポイント

①ノートに書いて頭の中を整理

人間が同時に記憶できる、いわゆる『ワーキングメモリ』は平均3つと言われています(2つの方、4つの方もいます)

当然それ以上の指示や、得た気づきを覚えていられるわけはないので、『ノート』に書いて記憶を一旦放出してから新しいことをインプット。

ノートを『外付けハードディスク』にすることで、自分の頭を整理することに使います。ちなみに筆者の場合は、タスクができたら都度ノートに記入しています。

もちろんノートを持っていない場合もあるでしょう。
その時は、スマホのメモ機能に記録するようにしてます。
※個人的には『notion』がおススメです。


②『自分なら?』を考える

『人の振り見て我が振り直せ』ではないですが
同僚が失敗した時に、『自分ならどうしたか?』を考えるのも思考のトレーニングになります。

つい最近会社で取引先に損害を与える失敗がありました。
原因は筆者ではなかったのですが、自分ならどうしたのか?また、その行動は本当にできていたか?を検証。

場合によっては資料やマニュアルを作るなどができると、再発を防ぐことができるかもしれないですね。


③書いて自己表現

①番と『思考の整理』という意味では似ているのですが、こちらは情報発信のための準備です。情報発信と言っても、社内メールからSNSでの発信まで範囲もさまざま。

いまでこそもうしてnoteにて情報発信していますが
初期は社内の連絡事項すら緊張して送信するまで時間がかかってました。

そこからまずは限られたコミュニティの中
→Twitter(現・X)→notoへ。
徐々に不特定多数の人に見てもらえるようにしていきます。


④『令和の虎』に学ぶ

賛否両論ある『令和の虎』ですが
個人的にはとても参考にしています。

特にあまり評価がよくない志願者を見ていて、「プレゼンでこういうことをしちゃいけないのか」と、いわば反面教師のようにしています。

筆者は事務職なのであまりプレゼンの機会はないですが
いざその時が来た時のために準備をしていきたいです。


⑤相手は『察して』くれない

よく『それくらい察してよ』と言われるのですが
そんなこと仕事では無理です。

なぜならみなさん日々多数の業務に忙殺されており
他人まで気をかけられる余裕がないから。
管理職は『察する』ことも仕事の一つなのでしょうが、一般社員の筆者にその余裕はありません。

じゃあどうするか?
それは、伝えられることはすべて伝えて、指示は詳細にすることではないでしょうか。口頭では長くなってしまうなら文書(メール)で指示をもらう。

重要な指示であれば、記録に残した方がよいので、改めてメールで指示をもらうか、こちらからメールでの確認は確実にするようにしています。
これにより認識の齟齬を防ぐことも可能です。


⑥全員から好かれることは不可能

そうなんですよ!
全員から好かれることは不可能です。
同時に、全員を好きになることも不可能です。

HSP体質なので、何となく自分と合わない人がわかってしまいます。
会社であれば関わらない選択肢はできないですが、そうでなければ徐々に離れる。

それでもぐいぐい来るようであれば
思い切ってぶった斬るのがいいでしょう。
相手がどう思おうが関係ありません。自分が嫌ならそれでいいのです。

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