見出し画像

こんにちは。

手紙文化振興協会/ビジネス手紙
むらかみかずこです。

今週7日(月)は、二十四節気の「白露(はくろ)」節入りの日でした。

日中はまだまだ陽ざしを除けながらでないと外を歩けませんが、朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。


二十四節気は、旧暦(太陽太陰暦)を使用していた頃に、季節をあらわす工夫として編み出されたものです。

一年を24に等分し、その区切りと区切られた期間に「立秋」「秋分」「冬至」「大寒」「立春」「夏至」などと24の名前をつけ、季節の節目を示す言葉として使われています。

テレビのお天気ニュースで「今日は立秋です」などという言葉を耳にしますが、正確には「立秋の節入りの日」、「立秋という期間のはじまりの日」を言います。二十四節気、それぞれ約15日つづきます。(24節気×約15日=約365日)

秋は「立秋」にはじまり、「処暑」「白露」「秋分」「寒露」「霜降」の六節気あります。

今の時季をあらわす「白露(はくろ)」は、朝晩の気温が下がり、空気中の水蒸気が草の葉や花の上で冷え、水滴となる頃のこと。

実感としてはまだ少し早い気がしますが、9/22までがこの「白露」の時季ですから、そう考えると、今を生きるわたしたちの感覚にも十分、フィットしますよね。

夏の尋常でない暑さに加え、これまた強烈な台風と、自然界全体が悲鳴をあげているような昨今、先人たちが編み出した叡智「二十四節気」が、現代においてどこまでわたしたちの感覚にフィットするのか、見守っていきたいと思います。

*日本では明治5年、西洋化を目指す中で西洋諸国に合わせ、太陰太陽暦から現在のグレゴリオ暦に改暦しました。

*現在でも、イスラム圏ではヒジュラ暦という月の満ち欠けをもとにした暦を使っています。

手紙に興味をもつと、自然と暦に意識が向いて、その時季ならではの言葉にも敏感になります。

季節の変わり目です。
秋の味覚を楽しみに待ちつつ、どうぞお体を大切にお過ごしください。





手紙文化の振興、気持ちが伝わる言葉や文章を書くことを通して、ほんの少しでも必要としているだれかの力になりたいと思い、活動しています。よろしければぜひ、サポートをお願いします。