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裏方の美学とともにアスリートの挑戦を応援する

一昨日また新たなチャレンジを始めました。

ニューアスリートアカデミーが本リリースされました。

また、プロジェクトのシンボルアスリートにラグビー元日本代表の山田章仁選手の就任を発表いたしました。

構想を描いた前回のnoteからかれこれ1年近く経ってしまったことは大きな反省点ですが、その間に生まれた様々な議論や葛藤はきっとこのプロジェクトに厚みと深さをもたらせてくれているはずだと思っています。


13年の積み重ねの上に

SHIBUYA CITY FC とともに僕が経営している大学スポーツチャンネル(dsc)という会社は今年で13期目を迎えました。

「(今で言う)DAZNの大学スポーツ版を作るぞ!」と意気込んでスタートした20歳の頃から幾度となく失敗を重ねてきましたが、それでも何の経営経験も無い大学生たちが興した会社が干支一周分を超えて存続出来ているのは、会社に徹底した現場主義が根付いているからだと思っています。


2009年、起業して初めての売上となった青山学院公式YouTubeチャンネルの運用受託は、当時全社員が学生だった強みを活かして制作した、学生アスリートの等身大の姿を学生目線で描くドキュメンタリー動画が好評を博したこともあり、他の経験豊富な動画制作会社やYouTube運営会社ではなく敢えてdscに発注をいただきました。(そこからYouTube関連事業で本格的にマネタイズするまでは約10年かかりましたが)

2011年スタートアップブームの最中にリリースした「サシイレ」というサービスは、前述したYouTubeチャンネルの取材時に知った部活動の環境をなんとか改善したいという思いから社内コンペで生まれたサービスでした(ただ単体では全くマネタイズ出来ませんでした)

2013年ごろ、取材に訪れた部活から「取材してくれるのは有り難いんだけど、自分たちももっと情報発信をしていきたいんですよね。」との相談を受け部活向けのCMSサービス「CSParkWEB」やコンテンツホルダー向けのSNS運用支援サービスが開始しました。(こちらは時代の流れに乗って大きな収益源に育ってくれました)

2014年には、「自分の将来のキャリアが不安で部活を辞めようと思ってる」というアスリートの姿を目にした社員からの発案もあり、体育会学生向けのキャリア支援サービスを開始しました。(こちらも会社の柱となってきました)


これ以外にも事業化には至らなかったプロジェクトを含め、この13年で数多の事業がアスリート・部活(チーム)の声を受けて誕生しました。

マーケットインなんていうカッコいい言い回しではなく、泥臭く、丁寧に日々最大の顧客であるアスリート・部活(チーム)と向き合い続けてきたことで、ちょっとした会話から事業のアイディアが生まれ花が咲いてきました。

ひたすらに彼ら彼女らの声に耳を傾け、課題解決に愚直に向き合う。

”裏方に徹する美学”とでも言うのでしょうか。


アスリートの挑戦を応援したい

裏方として色々なアスリートと関わってきた中で、いつの時代もどんな社員も変わらずに抱いている感情があります。

「アスリートはカッコいい。挑戦する人はカッコいい。」


今回のニューアスリートプロジェクトも現場で出会った選手等の声を間近で聞いた現場メンバーのアイディアから事業化されたプロジェクトです。

事業責任者ワタナベのnoteはこちら。


僕自身も、ワタナベを含めた社員たちも、そして何よりdscという会社もアスリートとの出会いで人生が変わりました。

間違いなく、出会いによって人生は変わるのです。

だから私たちはアスリートの挑戦を応援するために、人とアイディアとアスリートが出会える場を作りました。


このニューアスリートプロジェクトを通して1人でも多くのアスリートの人生がより鮮やかな彩りとなることを願っていますし、ここで出会う新たな出会いによってdscはこれからも引き続き裏方としてスポーツの課題解決に向き合っていきます。

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