マスクによる肌荒れはヴァセリンがおすすめ【使い方や注意点を紹介】

外出時に必須となったマスクは花粉症や感染症対策として着用する機会が増えました。しかし、長時間のマスクの着用により肌荒れが起きてしまったという声をよく耳にし、肌荒れに悩む方も増えています。

よく聞く肌荒れの症状としては、

肌が乾燥する
ニキビができてしまった
マスクを着用している部分がかゆい

といった、肌荒れに悩まされている方も多いのではないでしょうか。

そこで、おすすめなのがヴァセリンです。

ヴァセリンはユニリーバ社の商標名で、一般的にはワセリンと呼ばれておりマスクによる肌荒れの改善におすすめのアイテムです。

しかし、ヴァセリンの効果的な使い方が分からない方も多いと思います。

そこで、この記事ではヴァセリンの使い方や注意点、またマスクによる肌荒れの原因などを紹介していきます。

ヴァセリンを使用することで肌荒れを改善することができ、また乾燥しがちな冬の時期にも大活躍します。

マスクによる肌荒れの原因

マスクの着用による原因は3つあります。

摩擦
乾燥
蒸れ

それぞれの原因について詳しく紹介していきます。

摩擦による肌荒れ

マスクを頻繁に着脱することにより、マスクと肌がこすれ肌荒れが起きます。

マスクがこすれると、それが刺激となり肌の角層がはがれやすくなりバリア機能が低下します。

口の動きによる肌とマスクのこすれ合い、サイズの合っていないマスクの着用などにより摩擦が起きます。

肌のバリア機能が低下するとデリケートな状態となり、赤みやかぶれ、ニキビといった症状が起こりやすくなります。

乾燥による肌荒れ

乾燥によっても肌荒れが起きます。

マスク内部は潤っているように思いますが、マスクを外すとマスク内部の湿気が急激に失われてしまいます。

また、それと同時に肌内部の水分も一緒に奪われてしまうため、肌が乾燥してしまいます。

肌が乾燥してしまうと、角質層の水分が不足しかゆみや赤みといった症状が起きます。

蒸れによる肌荒れ

蒸れにより雑菌が繁殖しやすくなり、摩擦や乾燥によって傷ついた肌に雑菌が入り込み、肌トラブルが起きます。

というのも、マスク内は空気が抜けないため、呼気により高温多湿状態となっているからです。

高温多湿状態となったマスク内は、汗をかきやすく肌は蒸れた状態となります。

そのため、汗や皮脂の過剰な増加により、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

マスクによる肌荒れはヴァセリンがおすすめ

マスクによる肌荒れは、ヴァセリンを使うことで改善することができます。

では、なぜヴァセリンが肌荒れの改善におすすめなのでしょうか。

ヴァセリンとは?

ヴァセリンはスーパーやドラッグストアなどでよく見かける青い容器で「Vaseline」といった表記がされています。

ヴァセリンは1870年代に誕生し世界90か国以上で展開しているスキンケアアイテムで、ヴァセリンは販売元であるユニリーバ社の商標名です。

ヴァセリンがおすすめの理由や効能

ヴァセリンを肌に塗布すると、バリア機能のような働きをし皮膚を保護し乾燥を防いでくれます。

ヴァセリンは、石油から取れた油脂が主成分であり、石油を高純度に精製して作られています。ヴァセリンを顔に塗布することで、油分が摩擦やこすれ、蒸れといった刺激から保護してくれます。

また、ヴァセリンは肌に蓋をする働きをしてくれるため、肌内部の水分を外に逃がさない保湿としての効果もあります。

そのため、ヴァセリンを使用することで肌荒れを防止や改善をすることができます。

ヴァセリンの種類・特徴

ヴァセリンには4種類のタイプがあります。

ヴァセリン
白色ワセリン
プロペト
サンホワイト

ヴァセリンは、色の違いによって純度が変わります。

純度の低いヴァセリンは黄色っぽい色をしており、純度が高くなると白色になっていきます。

そのため、純度の高さでいえばヴァセリン→白色ワセリン→プロペト→サンホワイトといった順番になります。

顔に塗布するのであれば、純度の高いものがおすすめです。

黄色ヴァセリン

黄色ヴァセリンは、ワセリンの中で最も精製度が低い黄色のヴァセリンです。

ユニリーバ社が展開しているヴァセリンがこれに該当します。

スーパーやドラッグストアでよく見かけることができ、価格も200~300円と手ごろな価格で購入できるのが特徴です。

白色ワセリン

白色ワセリンは、黄色ヴァセリンより精製度が高くスキンケアアイテムとしても活用できます。

黄色ヴァセリンを精製して不純物を取り除いているため、白っぽい色をしています。

また、医療機関でも使われているため、保険を利用すれば病院で安価な値段で購入できます。

日常的に使用でき値段もワンコイン程度と購入しやすいです。

プロペト

プロペトは、白色ワセリンより精製度が高いため敏感肌やアトピー肌の方でも使用できます。

白色ワセリンより不純物が少ないため、透明な色をしています。

不純物が少ないため、白色ワセリンで肌荒れを起こしてしまった方は、プロペトがおすすめです。

値段は約1000円程度であるため、月に一回程度の購入であれば気軽に購入できます。

サンホワイト

サンホワイトは、ワセリンの中で最も精製度が高く一番不純物が少ないワセリンです。

不純物が少なく、刺激も少ないため赤ちゃんの肌にも使用することができます。

ただ、高性能であるため値段も最も高く約2000円ほどです。

ヴァセリンの基本的な使い方・効能

ヴァセリンの基本的な使い方や効能などを紹介していきます。

ヴァセリンの使い方を知っておけば、肌荒れが起きたときに改善することができます。

ヴァセリンの基本的な使い方や効能

ヴァセリンは、化粧水や乳液といった基礎化粧品と一緒に使いましょう。

というのも、ヴァセリンは肌表面に蓋をし肌の水分を外に逃がさない働きをします。そのため、肌に水分を与えることはできません。

ヴァセリンだけでは肌に潤いを与えることができないため、化粧水や乳液といった基礎化粧品と一緒に使ったほうが効果的です。

使う順番としては、

化粧水
乳液
ヴァセリン

といった順番になります。

最後にヴァセリンを塗布することで、化粧水や乳液で与えた水分を逃がさない働きをし、乾燥を防いでくれます。

ヴァセリンのデメリット

ヴァセリンには、以下のようなデメリットがあります。

テカリがでる
べたべたする
敏感肌の人は、肌荒れが起きる可能性もある

といったデメリットがあります。

そのため、ヴァセリンを使用するときには注意するべき点があります。

ヴァセリンを使用するときの注意点

ヴァセリンは石油を精製したものであるため、顔に塗っても大丈夫なの?と不安に思う方もいます。

ヴァセリンは、精製するときに皮膚の刺激となる強いミネラル分を除去しているため精製度が高く、また、医療用薬品としても扱われているため、顔に使用しても問題ありません。

しかし、ヴァセリンを使用するときには注意点が必要です。

ヴァセリンは手で温めてから使用する

ヴァセリンはべたべたとした使用感があり、あまり伸びも良くありません。

ヴァセリンを温めずに使用すると、顔がべたべたし摩擦が起きて肌が荒れてしまう可能性もあります。

そのため、ヴァセリンは両方の手の平で温めて柔らかい状態にしてから塗りましょう。

また、ヴァセリンは黄色ヴァセリンより白色ワセリンの方が柔らかく塗りやすいです。

ヴァセリンは優しく叩くように塗布する

ヴァセリンは伸びが悪く、つけ過ぎると肌にテカリが出てしまいます。

そのため、ヴァセリンを顔に塗るときはポンポンと優しく叩くように使用しましょう。

優しく叩くように塗ることで、テカリを防ぐことができ刺激も少なく塗布することができます。

敏感肌の人は最低でも白色ワセリンを使用する

敏感肌の方やニキビができやすい肌質の方は、ヴァセリンを使用すると肌荒れが起きる可能性があります。

ヴァセリンを使用することで、毛穴を塞いでしまい毛穴が詰まりニキビが発生してしまうこともあります。

そのため、敏感肌の方やニキビができやすい肌質の方は、少量の使用でかつ最低でも純度の高い白色ワセリンやプロペトを使用しましょう。

ヴァセリンは肌荒れ防止以外にもさまざまな使い方がある

ヴァセリンは顔以外にも様々な使い方があるので紹介していきます。

乾燥が気になる部分に使う
リップクリームの代わりとして使う
ヘアオイルとして使う
革靴や革製のカバンなどに使う

上記の使用方法についても紹介していきます。

乾燥が気になる部分に使う

膝や肘、手、かかといったカサカサしがちな部分にも使用することができます。

乾燥した部分は肌が敏感になっているため、刺激を受けやすく肌が荒れやすくなっています。

乾燥しがちな部分にヴァセリンを塗ることで、乾燥を防ぎ肌荒れの防止にもつながります。

乾燥しやすい冬の時期には、万能なアイテムとして日常使いができます。

唇の乾燥にも役立つ

ヴァセリンは、唇の乾燥にも役立ちます。

唇は、顔の中でも皮膚が薄く刺激に弱い部分です。

唇を歯で噛んでしまい傷ついた、食べかすによる刺激と傷つきやすい場所です。

また、乾燥しがちな冬の時期には唇の皮がむけて痛くなるといったことも起こります。

少量を手に取り唇に乗せるように塗布するだけで、乾燥による唇の皮がむけるといったトラブルを防いでくれます。

ヘアオイルとして使う

冬の乾燥しがちな時期は、ヘアオイルとしても活躍します。

パサパサした髪は切れやすくなり、またパサついた髪は見た目も悪くなります。

お風呂から上がった後にヴァセリンを少量塗りこむことで、ヴァセリンの油分が髪の表面をコーティングしてくれます。

髪の表面をコーディングしてあげることで、水分の蒸発を防ぎパサつきを防いでくれます。

皮製品のお手入れとして使う

ヴァセリンは、皮製品のお手入れとしても使用することができます。

ヴァセリンは保湿剤であるため、革製品の乾燥を防いでくれます。

また、撥水効果もあるため雨の日の防水にも効果的です。

革製品のカバンや靴に使用すると、表面がツヤツヤになり光沢感を出してくれます。

革製品に光沢感があると、それだけでカッコよく見えます。

ヴァセリンは一つあると便利

ヴァセリンは、マスクによる肌荒れの改善以外にもリップクリーム代わりやへオイルとして、また革製品のお手入れとしても使用できる万能アイテムです。

長時間のマスクの着用による肌荒れを防ぎ、また冬の乾燥しがちな時期には大活躍します。

ヴァセリンは一つあるだけで様々な使い方ができるので、この機会に手に入れておくと便利です。

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