マガジンのカバー画像

これからの教育を考える。

100
元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
運営しているクリエイター

#元教員

「教育を変える」をやめる

教育に疑問を持って 教育について語る会を始めて いろんな人の話を聞いて やっぱり今の教育は 変えていかなきゃいけないって思い 活動を続けてきた。 「教育を変える」ことが目標でありゴールだった。 でも度々言われてきた。 教育を変える って言うけど 相手を変えることはできないよね? それはそうなんだけど それはそうなんだけど でも現状をみると困ってる人は多くて 何も変わらないなんて そこにアクションしないなんてできない。 言葉はやんわり使うようになったけど やっぱり

休日の体験から、「教育ってこういうことか」と思った話。

土曜日 地元で活動を続けている 私の母のコーラス隊のイベントを 子どもたちと楽しんできました♪ 60〜90代の方々と一緒に 歌って、動いて、笑って、 時に子どものアイデアを採用してくれたり 可愛がってもらい、とっても喜ばれて お互いに満ち満ちた時間になりました。 その日の夕方は 地元高校主催のサッカー体験⚽️ スポンサーの銀だこ目当てではあったけど笑 中学生や高校生と触れ合ったり 周りの上手い子たちに刺激されてがんばってみたり コーチの熱い指示で走りまくったり これ

行きしぶりっ子、1ヶ月休まず学校に行ったよ!

昨日は小学校で保護者面談でした。 これまでも投稿してきましたが 現小4娘は、小1のときに行きしぶりが始まり オルタナティブスクールと学校、両方に通う登校スタイルを 3年間続けてきました。 (小3の3学期だけはスクールと適応指導教室) そんなこんな、3年間いろいろ考えて行動して 行きつ戻りつして 新学期は学校からのスタートと決めた娘。 できる限りのことをしようと思い 始業式の日に校長室面談させてもらい そして4月は休まず登校しました。 娘が安心して過ごせる場所・人・時

宿題って必要??〜完結編〜

宿題って必要か、否か、 私の考えを書いています。 前回の記事はこちら。 教員時代は当たり前に宿題を出していました。 毎日のチェックが大変すぎる、とは思っていたけど みんなやってるからやるのが当たり前で常識で 「そういうもん」としか思ってなかった元教員です。 それから、子どもが小学校に上がり、 何事にも意欲・理解力・実践力のある娘が 学校には行きたがらないし、宿題やりたがらないってことで 「学び」とは?と考えるようになって 宿題は意味がない そう思うようになったことを

宿題って必要??

宿題の有無について 教育を考える人たちの中ではよく話題にあがります。 まだほとんどの学校で当たり前に宿題はあるけれど 少しずつ なくすorあり方を改める 方向に 動いているように感じます。 嫌々やっても実にならない 「学び」ってもっと他にある 家庭の負担 チェックする先生の負担 私もいろんな理由があって、 なくしていいんじゃないか、と思っていた。 でもまた少し考えが変わってきたのが最近。 私は教員だったので、宿題を出していた側です。 その当時は、宿題を出すことは当

働き方も子育ての悩みも、ピンチをチャンスに!

子どもたちの行きしぶりに向き合ってきて4年目。 先日、1週間元気な「行ってきます」が聞けている、と書きましたが 2週目は危うい空気もありつつ?ですが 今のところ行っている状況です。 行きたくない理由は一つではないのですが 娘を見ていて、またいろんなお子さんの話を聞いて 感じるのは 学校では「自分のまま」でいられないことに 苦しさがあるなぁ、と。 授業では やりたくないな、つまらないな、と思っても 「やりなさい」 「書きなさい」 「話を聞きなさい」 「先生の方を向き

「実は」困ってるのかもしれない

新学期が始まって1週間、 うちの子たちは、毎朝「行ってきます」と 自分の足で家を出ています! 当たり前のことかもしれないけど 我が家にとっては当たり前ではないのですー 小学校1年生の1学期から行きしぶり 民間のスクール×学校を選択してきた娘 そんな選択肢を知っているからなのか 行きしぶり遅刻でなんとか登校する弟 多様な学びを選択していい時代になってはいるし 子どものたちのおかげで得たものは大きかった けれど 3年間葛藤の日々だったなぁぁ それらを経て 今年はまた

教員を辞めてよかったなと思ったこと。

教員を辞めてよかったなと思ったことの一つに、 世の中を広く見られるようになったことがあります。 特に、教員として欠如していたなと思うのは、 経済学的視点。 経済学のけの字も学んでないので 全然違うかもしれないのですが、、 何をやるにも、必ずコストがかかる。 これは「お金」という狭い意味ではなく お金、時間、労力、手間、思考、精神的なものまで 必ず何かと引き換えにしながら動いていきます。 公務員は、要望に応えるのが仕事みたいなところがあって だから、これは先生の業務なの

行きしぶりの葛藤。学校への希望。

めっちゃ葛藤してます。 息子が、遊びたいから今日は遅れて行く、と。 私の考えの上では、子どもの主体性が大事だし 今遊んでる中に(姉とごっこ遊び)彼にとっての大切な学びが詰まってるなぁと感じるので 気の済むまでやって欲しいと思うけど、 本人に聞いたら、学校は行く、でももっと遊んでから、と。 今はそう言ってるけど、 学校に遅れて行くと本人も気まずくて 入りにくいんですよね。 私自身も、気まずい。 アウェイ感あるもん。 これでいいんだ、って堂々とできない、 まだまだ脱ぎ

不器用な私の生き方

ぐんま教育キャラバン 地元群馬から、教育を楽しくてワクワクするものに変えていこうよと 仲間と立ち上げました。 3月9日に大きなホールを借りて、イベントやることに決定。 先ほど、当日パネラーとしてお話いただく方々と打ち合わせZoomをしたのですが、 じんわり幸せを感じました。 私、教育には想いがあります。 だけど、不器用だし、慎重だし、 かと思ったら猪突猛進だし、 一人じゃ何にもできないんです。 それが、みんな集まると、 あぁしたらいい、こうするといい、 これや

もう限界。でもまだやれることがある。

今日午前中、現役の先生とのセッションだった。 先生たちの現状、学校の現状、 もちろん進歩もしているけど やっぱり表面的な気休めなテコ入れでは もう限界だと改めて思う。 でも、やれることもあると思えた。 リアルの声を聞いたために 具体的な案も浮かんだ。 今できる一歩は本当に小さいけど、 やってやれないことはない。 できる。やれる。 やりたい。やらなきゃ。 そんな気持ちになった。 先生の人生も大切にしてほしい。 だけど、 子どもや未来を思う気持ち 今の教育を案ず

「教員はオワコン」って言葉を見て。

昨日は、教員を辞める人が多いことについて書きました。 インスタなどを見ると、 教員は大変だから、非常勤講師になって、 +副業をするのをすすめている人が多い印象。 教員の働き方も、ほんとに変わっていきますね。 そんな中、 「教員はオワコン」 って言葉が目に入ってきて、 もやもやモゾモゾしました。 非常勤講師をしてるってことは 学校現場にいるってことで そこで働いている先生をオワコンと・・・? 中身を見てみると、 「そう言われてるけど、教員は素敵な人が多いよ」

子どもが行きたい!と思える場所があることの素晴らしさ。

正式に娘が適当指導教室に通うことになりました! これまで【フリースクール×学校】のハイブリッド登校をしていましたが、 これからは、 【フリースクール×適応指導教室】のハイブリッド です。 娘、ルンルンでございます。 12月に行った1週間の体験期間のときから 「いつから通えるの?」 とワクワクドキドキして待っていて、 通室までの手順を終えて、正式に通えるよと伝えたら、 やったーーー!! でした。 娘にとって「行きたい場所」があるということ、 親としてこんなに救われ

「豊かな人生」って?

今日夫とそんな話をしました。 教育の活動をしているけど、その原点は 私自身が生き方・働き方で行き詰まって 人生を考え直したことにあります。 安定した収入があり マイホームがあり 結婚して子どもがいて 時々旅行に行けて それが豊かな人生だと思って 築いてきたけれど それには 「多少なりとも自分を犠牲にして働く」 ってことが付いてきてしまって 私はかなり犠牲にしちゃうタイプで キャパオーバーもオーバーで ついに立ち行かなくなってしまった。 我慢、妥協、諦め、 自分に