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これからの教育を考える。

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元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
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2024年2月の記事一覧

教員を辞めてよかったなと思ったこと。

教員を辞めてよかったなと思ったことの一つに、 世の中を広く見られるようになったことがあります。 特に、教員として欠如していたなと思うのは、 経済学的視点。 経済学のけの字も学んでないので 全然違うかもしれないのですが、、 何をやるにも、必ずコストがかかる。 これは「お金」という狭い意味ではなく お金、時間、労力、手間、思考、精神的なものまで 必ず何かと引き換えにしながら動いていきます。 公務員は、要望に応えるのが仕事みたいなところがあって だから、これは先生の業務なの

はみ出すことを恐れない

背中押されました。 教育研究家の妹尾昌俊さんの記事。 佐賀県庁職員の円城寺雄介さんの著書『県庁そろそろクビですか?「はみだし公務員の挑戦」』(小学館) を話題にしてのブログ。 以下引用です。 ここからは私の話。 はみ出したい自分もいる。 でも悪目立ちはしたくない。 教員を辞めてから、その葛藤をずっと繰り返してる気がします。 でも、はみ出すことが目的なんじゃない。 その先にあるより良い未来、社会のために 手段としてはみ出すってことなんですよね。 公務員魂(と言って

社会にインパクトをもたらすための表現活動。

教育のイベントのことで走り回ってる 今日この頃。 県の教育委員会、 また県の教職員組合の後援もとれて 着々と進んでいます。 先日は市の教育委員会さんにうかがい 全校の先生方にチラシを届ける段取りをつけてきました。 あーほんとにやるんだな、って 実感。 以前、こんな記事も書きました。 たまたま私は元教員で、不登校の親で、 そんな経歴から、教育の活動が始まりました。 最初は自分サイズで 自分の気持ちがおもむくままに 無理しないことを大前提にやっていて そしたらいろん

行きしぶりの葛藤。学校への希望。

めっちゃ葛藤してます。 息子が、遊びたいから今日は遅れて行く、と。 私の考えの上では、子どもの主体性が大事だし 今遊んでる中に(姉とごっこ遊び)彼にとっての大切な学びが詰まってるなぁと感じるので 気の済むまでやって欲しいと思うけど、 本人に聞いたら、学校は行く、でももっと遊んでから、と。 今はそう言ってるけど、 学校に遅れて行くと本人も気まずくて 入りにくいんですよね。 私自身も、気まずい。 アウェイ感あるもん。 これでいいんだ、って堂々とできない、 まだまだ脱ぎ

大人も子どもも、凸凹を活かしていこう!

昨日、元教員で現在はフリースクールを経営する方と インスタライブをしました。 いろんな話が出たけども、 そこでお互いにそうだよねーってなったのは、 大人も子どももみんな凸凹だよね ってところ。 個性とか、その人らしさとか、 そういうところが伸びていくこと そういうところを活かして役に立っていくことが その人にとっても、社会にとってもいい。 つまり、元々の凸凹を活かすのがいい。 だって、元々持ってるものだもんね。 それが個性であり才能の源だもんね。 今はすんなりそ

「しんどい」は敵?味方?

しんどい! そして、 おもしろい! 今、大きなことにチャレンジしています。 これまで、個人で、教育についてのアレコレ 対話したり学んだりする会をしてきたけれど、 今回は、なんと、 県の教育委員会の後援もとってしまうような 大きなイベントをやることに。 当日までまだあと3週間あるけど、 ここまでの経験を通してめちゃくちゃいろんなことを学んだ。 というか「味わった」。 それを考えると、 実におもしろい! って思ったわけです。 俯瞰して眺めると、「おもしろい」んだけど

見た目じゃわからない。自分の心の中心にあるもの。

先日は、時間に追われ、やることに追われ、 ついに息子に言いたくないことを言ってしまった・・・ という記事を書きました。 仕事も精一杯やれることはやりたい。 自分の役割を果たして 社会に貢献する自分でありたい。 けど、我が子を大切にしたい。 その本当に大事にしたいことを大事にできる自分でもありたい。 その狭間で揺れ動くのって 自分らしさも、その子らしさも、みんならしさも大切にしたいからなんですよね。 こう書くと、我ながら、「なんて尊いんだ」なんて思ってしまった。笑 イラ

教育のボトルネックを解消したい。

みなさん、観ました? NHKで放送された 『学校の"みらい"〜不登校30万人から考える』 やっと録画を見始めました〜 (実家で録画したため、まだ全部みれてない) 教育を見直していこうって人たちと 話すことが多いけれど まだまだ少数派なのかなって思っていました。 でも、こうしてNHKで放送されるってことは 本当にそっちに動き出そうとしているんだなと 私の中の希望の割合が増え、ワクワクします✨ まだ集中してみられてないのだけど 私たちがよく話している内容が そのまま放映

教育を「より良く」〜息子の宿題から思うこと〜

小1の息子、音読の宿題。 「どうぶつの赤ちゃん」 発達段階的に、まだスラスラ文章を読めない。 ストレスを感じながらやってる。 成長には多少の負荷が必要だと思うけど かなり負荷がかかると いやになっちゃうよなー 段階に合うものに変えてもらおうか 短くするか 何か手立てをとりたいなー 全員同じ、やはり無理があるよなー と傍らで見て聞いて考えていました。 今度は中身にフォーカスして、 ライオンやらしまうまは 赤ちゃんがこれからを生きていけるように 自然の法則にのっとり

大人の「良かれと思って」は子どもを幸せにするのか?

昨日は校則をなくした西郷先生の講演会へ。 今日は「子どものウェルビーイング」のオンラインフォーラムに参加。 どちらも今の自分のど真ん中にくるお話で、 メモが止まらなかった。 時間がなくてまとめられず残念だけど、 簡単にいうと、 子どもが幸せであるかどうか が何より、何より優先されてほしいということ。 勉強ができる、できない 話が聞ける、聞けない 忘れ物がある、ない ルールを守れる、守れない 教員も親も どうしてもわかりやすいそれらのことで 子どもに声をかけてしま

みんなが行きたくなる学校

地元群馬から、教育をより良くしていきたいと思い ぐんま教育キャラバン という団体で活動を始めました。 教員 元教員 フリースクール経営者 子育て支援NPO代表 市議会議員 不登校児のママ という様々な立場で教育を考えているメンバーでやっています。 スローガンは 子どもも大人も行きたくなる学校をつくろう! です。 新しい学校を作るのですね!って言われることがありますが、そうではありません。 今ある学校、民間のスクールや居場所も含めて 子どもたちが学ぶ場所である

「大人の都合」が挟まると「ありのまま」が保障されない

今朝、「行ってきます」と家を出た小1息子が、 「やっぱり行きたくない」と戻ってきた。 そして15分ほど家で過ごして、 私と手を繋ぎ、また学校に向かっていった。 その15分が、たまらなく愛おしい時間でした。 いい時間だったというよりも、 悲しみも悔しさもごめんねもかわいいも大好きも いろんな私の感情がありながら、 そこにただ息子が息子でいてくれて それを振り返ったら泣けてきた。 息子が息子でいてくれること。 それをそばで見られていること。 これ以上何もいらないじゃな