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【組織】なぜ命令が実行されないのか?

今日はなぜ命令が実行されないのか、まとめていきたいと思います。

結論、命令ができてないからです。

命令する側が正しく命令できてないし、
命令を受け取る側が命令とは何かを理解できていない、

これが命令が実行されない理由です。

昨今特に感じるのは、
従業員1人1人の自主性に任せる、
社員を信じる、
自主的に考え行動できるようにする、
といったことが強調されすぎていることです。

そのせいで、
命令そのものをしている場面を見ることがすごく減りましたし、
社長が命令のようなものを出しても、
およそ命令の体裁をとっておらず、
○○できたら嬉しいな~、ぐらいのニュアンスで伝わっているようです。

なので、社長や経営幹部からの命令はほとんどが実行されません。

正しくは完結していません。

取り掛かりはしているものの、
終わっていなかったりします。

なぜなら彼らには元々他の仕事があり、
新しい業務をするほど工数を確保できていなかったりします。

また、新しい業務が未経験のものだったりすると、
どのように取り掛かるべきか、
どのように進めるのがいいのか、
こういったことも分からないままだったりすることもあります。

なので上司が「あの作業どうなってる?」と聞いても、
部下から「やりました」とだけ返事があったりします。

いつ終わったのか、そもそも終わったのか、
どのような結果になったのか、
など全く分かりません。

詳しく聞こうにも部下の様子は、
「一生懸命やりました」とか、
「最初から細かく指示だしてくれればいいのに」とか、
「忙しい中無理やり押し付けてきたのはあなたでしょ」とか、
言いたげな様子だったりします。

なぜ命令が完遂せず実行されなかったのか。

それは命令された人間が目標と対応方法を具体的に知らなかったからです。

なぜ知らなかったのか?

はい。

命令する側の社長が、あなたが、正確に命令で来ていなかったからです。

そして命令は確実に実行されなければいけないという権威性を構築できていなかったからです。

私は過去命令して実行されなかったことはありません。

命令が確実に実行されるよう、
命令する相手の工数、明日作業してほしいなら明日の予定を確認して、
命令する業務ができるだけの時間を確保します。

それにより漏れる業務の日程調整をします。

また、業務の進め方、報告タイミング、相談タイミングを予め指示するとともに、
進捗も確認していきます。

意図的に実行しない限りは進められる環境を整えることを含めて、
部下に命令するのです。

そうです。

まさしくマイクロマネジメントです。

自主的に気付き動いてくれて、
ハードワークをいとわず、
元々の知識経験がともに高いようなスタッフが大勢いる組織であれば、

たしかにマイクロマネジメントはいらないのかもしれません。

ちょっとダサいみたいな風潮ありますしね。

でも組織のレベル感によっては必要なマネジメント手段です。

中小企業、スタートアップで、
それこそ私程度の知識経験しかないのに、
確実に結果を残していけるのは、

めちゃめちゃ優秀だからではなく(そうであってほしいですが)、
対応する組織のレベルに合わせてマネジメント方法を変えるからです。

当たり前ですが、
めちゃめちゃできる部長さんや担当者が部下についてくれた時は、
わざわざマイクロマネジメントなんてしません。

本人たちも嫌でしょうし。
私も疲れますし。

でもそうでない方をマネジメントする時には、
マイクロマネジメントを通して業務を確実に完遂させていき、
全社的に必要なプロジェクトを進めてより良い会社にしていくとともに、
部下を育てていくことが大事です。

中小企業、スタートアップでは、
まだまだマイクロマネジメントが必要ではないでしょうか。

部下をお持ちの方は、
ご自身の命令を見直してみてください。

本日は以上です。


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