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月ごとにやりたいことを分ける [缶詰53日目]

 やりたいこと、やるべきこと。一日で出来上がることは多くない。まして資格の勉強やポートフォリオの作成、研究発表資料とその英語でのプレゼン。

 一日でできない、遠い先に目指したい目標があるからこそ頑張れる。だからこそ成し遂げた先でだれとも比較できない自分に出会える。

 昔は負けず嫌いだった。かけっこ、100マス計算、ソフトボール遠投、そしてテスト。絶対に誰にも負けたくない一番になりたい!

 しかし、高校に入ってから変わった。同じ授業を受けているのにみるみる点差が広がる。部活でもうまくパスが出せず、謝ってばかり。上手くいくことはあっても下手な部分ばかりに目がいく。以前なら、「負けたくない!」って奮起していたのに、気がついた時には目指す先が霞み見て見ぬふりをした。

 大学にはいてもなかなか抜けない。そもそも周りから褒められることなどないから、自分の保身に走る。意欲が表に見えないまじめな生徒。そんな風に周りから見られていたと思う。

 ただ、学部最後の年はずっとやりたかった研究が始まった。他大学院進はすでに考えていたから、「1年間で一番成長できる(キツい)研究室」ということは決めていた。まあ、手を動かす実験系が好きだったこと加味して「有機化学」の道に進んだ。

  意欲があると人は変わる。あれもこれもやりたくなる。実験に限らず外に目が向く。ただ意欲のままで終わらせておくのはもったいない。眠たい目をこすりながらも自宅で机に座る。やりたいことが多いからすべて同時並行。30分ごとに区切って、A,B,C,D…とタスクを処理する。

 そんな生活が長続きするはずもない。緊張の糸が切れると何もしたくなくなる。そうして自分には才能がないとすべてをあきらめる。

 それなら、一ヶ月で1つの課題をクリアしよう。長い目で見たら1日で数十のタスクでこなすよりも、数か月で深い学びを数個得られた方が得られるものが大きい。加えて、SNSで同じ思いを持っている人と励まし合いながら出来たら妥協して布団にこもることもなくなる。


YouTubeは深層心理も読み解くのか!ちょうどそのときにこの動画に出会った。

30日間で1つのことをチャレンジし続ける。そうすれば人は変わる。私のように。

毎日やり続けること。それもやり切れることを。それが大切なんだとやっと気づいた。

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