WWIの死者数を超えたウイルス -アメリカ国内-

The coronavirus death toll in the U.S. has officially surpassed that of WWI

日本では感染者数が減衰し、コロナ前までの活気は戻っていないものの帰宅している小学生や、居酒屋でアルコールを浴びるサラリーマンを見かけるようになってきた。

繁華街ではクラスターが発生したとニュースで騒ぎ立てるが、そんなことは想定内でそのクラスターが二次感染拡大にならないようにと願うしかない。

しかし、海を越えたアメリカの方では様子が違うようだ。注目を集めるBlack Lives Matter で各地で一致団結したデモを見ているだけだとすでにコロナ騒ぎは終わったもののように感じられる。


もちろんBlack Lives Matterの活動もコロナウイルスよりも重要な問題である。死ぬことを恐れずに立ち向かう。すべての人の共通認識下にある「ウイルスによる死」を、黒人男性の「暴行死」を結び付け、それまでため込んだ不満に火をつけて大きなムーブメントを作った。

そんな状況のなか、コロナウイルスはアメリカ国内で「WWIの死者数を超えたウイルス」となった。

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死者数を比較したグラフ。ただの数字が人の死をそのまま表す。人間が理解できないほど情報化社会進んだ2020年という時代であっても、避けられなかった数がグラフに刻み込まれる。

戦争とウイルス。人間に一生ついて回る大量死への案内状。

人間側の都合上、死んでからだと何もできない。だから生きている間にやりたいことを取り組むべきだ。資源から製品を作り、コンピュータと協同しながらお金を稼ぎ、消費し社会を回す。

ところが経済成長に過度に注力しすぎた結果、来るとわかっていた疫病に対する策がおろそかになった。神視点から俯瞰してゲームをしている状況ならセーブしたところからやり直しも聞くが、当事者である私たちはもう過去の人を呼び起こすことはできない。

その苦々しい過去を教訓にして忘れないこと、と簡単に言い放ちここを後にするのか。

2020年の大きな転換期を迎えた現在を前に戻すのか、より良い形に作り上げるのか。

私たちには何が見えている?

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