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セブ島の表と裏と、その間。Vol.おまけ

 セブ島からフェリーに乗り、ボホール島というところの観光へも行きました。

 こちらも、オスロブ同様、ツアーで行くことが主流かと思います。
 もちろん僕は、自力で行きました。
 今回は、セブ島でたまたま知り合った同い歳の日本人の子たちと3人で行きました。

 ボホール島の観光で有名なのは、世界一小さなメガネザル「ターシャ」と、チョコレートヒルズ。

 特に、世界一おもしろい日本酒作家の僕としては、世界一小さなメガネザルは見てみたいと思っていました。

 朝5時に出発する予定でしたが、前日、彼らと夜中まで飲んでいたため、全員が寝坊。お昼前に出発しました。
 フェリーに乗り、約1時間。

 ボホール島に到着です。

 ここで、チョコレートヒルズまでの移動手段を考えます。
 タクシーに乗れだの、バンに乗れだの、バイクタクシーに乗れだの、うるさいです。
 しかも、ジャパニーズだから、高い値段を請求してきます。
 ここで負けてはいけません。
 粘って粘って交渉し、1番安いバイクタクシーで行くことにしました。
 わてら、ナニワの輩じゃい(実際は奈良の田舎者)!

 チョコレートヒルズまで、約40分。フィリピンの風を受けながら、旅を満喫します。
 アドベンチャー感満載!

 しかしここでハプニングです。
 お腹の調子が芳しくありませんでした。
 フィリピン料理はどれも美味しかったのですが、肉料理の毎日と慣れない環境に、とうとう体が悲鳴を上げます。

 あれあれ? やばい。
 バイクタクシーの運転手に、トイレで止めてくれ! と伝えます。
 すると、チョコレートヒルズまでない! と。

「あと何分くらい?」

「あと5分だ」

 しかたない、我慢するか。。

 ……いや、やっぱ無理!
 止めてくれー!!

 汚いお話で申し訳ありませんが、
 牛と一緒に、外でプープーしました。
 野○をしたのは、2,3歳の頃ぶり(ぶりとブリっという音を掛けています)。
 ポケットティッシュを3つ持っていて良かったです。

 アドベンチャー感がすごいでしょ?

 漏れるのを焦るあまり、走ってビーチサンダルが壊れてしまいました。
 ビーチサンダルはそこに捨てて、裸足でバイクタクシーに再び乗り込みます。
 チョコレートヒルズでサンダルが売っていることを願います。

 スッキリした顔で、ようやくチョコレートヒルズに到着です。
 さいわい、ビーチサンダルも売っていました。
 なんとか履き物をゲットです。

 バレンタインデーにちなんで、階段が214段あります。

 想像以上に、素敵な景色でした。

 壮大な景色に、思いを馳せるのもほどほどに。
 今回の最大の目的、ターシャを見に行こう!

「ターシャは17時までしか見られないよ」

 チョコレートヒルズのスタッフが言います。
 現在、16時30分。

「ここから、ターシャの場所までは、どのくらいかかるの?」

「タクシーで、約1時間だね〜」

 ……帰ることにしました。
 またも、目的を達成できず。。

 帰りは、地域のバスに乗って、行きとは違う場所のフェリーターミナルから、フェリーに乗ります。
 フェリーの最終便ギリギリに到着しましたが、時間にルーズなフィリピンタイムでは、フェリーターミナルで30分ほど待つことになりました。
 そんな大らかなところも、フィリピンの人々の素敵なところだと思います。

 ボホール島は、先の台風で被害が大きかったところで、被害の跡が残っていました。

 復興の目処は立っていません。
 少しだけですが、このリアリティを見られたことは、貴重な経験となりました。

 さて、気になる旅費ですが、ツアーであれば一人あたり約5000ペソ(約13000円)です。
 僕たちが自力で行けば、約1200ペソ(約3200円)でした。
 安いですね〜

 世界一おもしろい日本酒作家は、世界一小さなメガネザルを見ることができませんでしたが、友人たちとの旅を満喫しました。
 ターシャは、またの機会にリベンジします!

 旅は、道連れ。
 ○糞は、牛連れ。

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