【朗読】『春』芥川龍之介【其の一】

この投稿は青空文庫の『春』を朗読して作成しております。

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▼【朗読】『春』芥川龍之介シリーズ▼
【其の二】(4/18 18:00公開)https://youtu.be/FnJEAmq5p24
【其の三】(4/20 18:00公開)https://youtu.be/p-kXL-1jjJk

▼あらすじ( http://nanatoshi.com/book-report673/ から引用)▼
 ある花曇りの朝、広子は京都から東京行きの急行列車に乗った。それは結婚後二年ぶりに母の機嫌を伺うためであり、母方の祖父の金婚式に列席するためでもあったが、一番の目的は妹の辰子の恋愛問題を解決することにあった。
辰子の恋愛の相手は大村篤介、姉妹共に顔なじみの洋画研究所の生徒で、姉妹はこの青年を「猿」とあだ名して超がつくほど嫌っていた。だから広子はなぜ妹が篤介を好きになったのかまったく理解できなかった。
広子は実家に帰ると、妹と話をすることになる。広子は現実主義で合理的な傾向があるのに対し、辰子は理想主義で情熱家な一面があった。まったく正反対の性格の姉妹だといえるかもしれないが、決して仲が悪いわけではなかった。
広子は妹の力になってやりたい一方で、あれだけ嫌悪していた「猿」を好きになってしまった妹の醜聞的な話を期待し、そこに優越を見出したり残酷な気持ちになったりする。
が、辰子には篤介を愛するようになったことに対する恥ずかしさのようなものはみじんもない様子だった。むしろ勝ち誇るような、一人前の女を感じさせ、広子は羨ましいような気持ちにさえなる。
どのようにして二人は恋愛関係になったのか。
どこまで二人の仲はすすんでいるのか。
――結局、妹の話からは広子の知りたい事情はまるでわからなかった。妹は姉の広子から母に二人の結婚話をしてほしいと頼み、その前に一度篤介に会ってほしいと願う。広子は軽率にその申し出を聞き入れてしまい、篤介と会うことになるのだが―― 

▼著者略歴(Wikipediaから引用)▼
芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ、1892年〈明治25年〉3月1日 - 1927年〈昭和2年〉7月24日)は、日本の小説家。号は澄江堂主人(ちょうこうどうしゅじん)、俳号は我鬼(がき)。東京出身。『羅生門』、『鼻』、『地獄変』、『歯車』などで知られる。

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