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ドラフト2021当日通信簿〔パ・リーグ編〕

2021年のドラフト会議が終了しました。
今年は1位指名の公言が2球団ということで、当日まで本当に読めなかったですね。

球団別評価記事は、後日少しずつ作成していきますので、楽しみに待っていてください!

今日は「通信簿」と称して、各球団のドラフトの点数と個人的なコメントをまとめたいと思います。
採点方式としては、50点を基準とした減点加点方式です。

チームの現状や指名順を照らし合わせての評価となりますので、低いからといって選手が期待できないわけではありません!←ここ重要。
チームが強くなるための意図が感じられたチームが点数が高いです。

オリックス 80点

本当にいいドラフトだったと思います。1位の椋木投手は少し意外でしたが、ウェーバー順が最後なので
・競合した時にクジを最後に引く
・ドラフト2位指名選手は、全体評価の24番目の選手になる

という点を強く意識していたのだと思います。

現在固定できていないショート、キャッチャー、外野手ひと枠をしっかり補強できましたし、過去に指名した高校生と競わせることができる大学生・社会人を中心に指名していました。

オリックスが低いというよりも、他のチームが更にいいドラフトをしていたので、この点数になっています。

ロッテ 97点

私も過去の記事でオススメしていた高校生捕手松川選手を単独1位指名。
2位で右の打力のある内野手、3位は即戦力社会人投手、4位で高校生左腕、5位で即戦力リリーバーと、今チームに欲しい人材を適確に指名。

最高のドラフトだと思います!100点をつけなかった理由としては1つだけ。本職ショートの指名が欲しかった。

エチェバリア選手の守備は素晴らしいですが、打撃は判断が難しいところ。藤岡選手も社会人卒、平沢選手があの状況ということを考えると

・オリ2位 野口選手 関西大
・ハム3位 水野選手 JR四国
・De3位 粟飯原選手 東京学官

の中から2位を指名できてたら100点をつけていたかもしれないです。

楽天 55点

昨年は見事早川投手を引き当てましたが、今年は吉野選手の単独指名。
左打者が多い打線ですし、右打者の外野手はオコエ選手くらいなのでいい指名だと思います。

しかし、2位に打力が魅力な捕手、3位も右の外野手と野手に偏った指名。
6位の西垣投手以外は即戦力というよりかは育成。
独自のスタイルだなぁ。と感じました。

楽天はFAやトレードを積極的に行っていますし、外国人打者は伸び代があります。そう考えると、私は若手の先発候補や即戦力リリーバーなどを指名した方が良かったのではないかと思います。
その場にいたわけではないので確かなことは分かりませんが、指名した選手も全体的な評価よりも高めにつけているように感じたこともあり、この点数にしました。

ソフトバンク 90点

まずは公言していた風間投手を一本釣りできたことは◎
その後も課題である「打力」「ショート」を補強。
「育成」という強みを活かす指名をすることができたのは高評価です。

すごいいいドラフトだったのですが、育成からも一軍戦力が生まれることを考えると、5位は野手が欲しかった。(支配下の人数が決められているので6位指名はリスクが有)

・De6位 梶原選手 神奈川大
が取れていれば95点をつけていましたね(個人的な好みも含まれています。)

西武 85点

来年二桁勝ってもおかしくない隅田投手と、即戦力の佐藤投手。捕手の古賀選手と大型ショートの中山選手と高校生投手を左右1枚ずつとバランスが良く、意図も伝わるいいドラフトだったと思います。

「即戦力左腕」
というハッキリとした軸を中心に効果的なドラフトができました。
私が過去の記事で話していた、「森選手、山川選手、外崎選手のFA問題」も意識したドラフトになっていたので高得点です。(再度言いますが、FA=流出というわけではありません。あくまでそうなってしまった時に備えるという意味です。)

日本ハム 80点

1位で天理高の達投手を一本釣り。その後も「育成」をキーワードにしながらも、その時1番必要な選手を指名していった印象です。
年代のバランスも取れているので、いいドラフトだったと言えるでしょう。

そこまで得点が伸びなかった理由は、日本ハムの高校生は特に時間がかかるということです。
清宮選手や吉田選手、柿木選手、万波選手などを考えると5年近くは必要なのかなと感じます。
実際に今チームを引っ張っているのはじっくり育成した野手+即戦力大学生・社会人投手選手だと思うのです。

・巨人3位 赤星優志 日本大
・ロッテ3位 廣畑敦也 三菱自動車倉敷オーシャンズ
・De4位 三浦銀二 法政大

この中から、1枚でも取れていればローテーションも見えてくると思いますし、「育成」と「現状」を両立した最高のドラフトとして90点に乗せたと思います。


今回もお付き合い頂き、本当にありがとうございます!
本当は12球団を1つの記事に入れたかったのですが、4000字越えの超大作は読む方の気持ちを考えていない気がしたのでセ・パで分けました。

ここからは余談です。
只今、ドラフトが終わった当日の 22:36です。
1位指名が終わった休憩時間で「1位指名評価」の記事を書き、終わってすぐに「通信簿」を書いているのでプロ野球は大好きですが疲れが見え始めてきています。

もし、この記事がいいと思ってくださった方はシェアといいねを押していただけると大変嬉しく思います。
この後、セ・リーグの方も上げますのでセ・リーグファンの皆様もうしばらくお待ちください!



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