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「謝」の心


昔、小学校の校長先生が卒業式の時にこんなことを言っていたのを思い出した。

」の心を持って、それを忘れず生きて欲しいです。
謝には、「ありがとう」と「おわび」の二つがある。
この二つの心を素直に言える人であって欲しいです。

10年以上も前のことだけど、今になってようやくその言葉の大切さがわかるようになった。


大人は子供に対して、挨拶・礼儀はきちんとしろという。
でも、大人になってから感じた。

大人は子供以上に挨拶・礼儀ができていない。

挨拶をしても返してくれる人は少ない。
挨拶をしても、目と目が会う人はほとんどいない。

あれだけ子供の頃に、挨拶や礼儀の大切さを教えてもらったはずなのに。
どうして大人ができないんだろう。

挨拶だけではない。

何かをしてもらったら、出てくる言葉は「ありがとう
何か失敗をしたら、出てくる言葉は「ごめんなさい」のはず。
でも、テレビを見ても、街ゆく人たちを見ても、
世間は思っているほど、素直に「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えていないように感じる。

人と人がぶつかったのに対して、素直に謝る人、軽い会釈で済ませる人、無視する人、はたまたぶつかった相手を睨んでいる人の様々。

おそらくきっと、見栄やプライドや立場が邪魔をして、気持ちを素直に表現することができなくなっているように感じる。

素直な心を忘れずに日々を過ごしていきたい。
今一度自分ができているかどうかも含めて。


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