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マッチングアプリ「with」を開発する若手エンジニアが公園withARハッカソンで受賞した話

こんにちは、エニトグループでエンジニア採用・広報を担当してます川村です。

2023年5月に入社したwithのサーバーチームの吉野さんが公園withARハッカソンで受賞しました。今回は、吉野さんが公園withARハッカソンでどのような工夫をしたのか、また成長を感じた部分などをインタビューしてみました。それでは本編へどうぞ!


仕様策定からエンジニアも参加できる環境と価値観マッチングに共感して入社を決めた!

― 最初に、吉野さんのご経歴について簡単に教えてください


吉野:2022年4月にチームラボ株式会社に新卒として入社し、クライアント様の会計システムの設計‧開発を担当しました。その後、2023年5月にwithのサーバーチームに転職しました。サーバーについてだけでなく、他職種の皆さんと一緒に仕様策定から参加し開発を進めています。

― withに入社したきっかけを教えてください。

吉野:入社のきっかけとしては2つあります。

1つ目が仕様に対してプランナーやデザイナーなどと対等に議論しながら開発を進められる環境が魅力に感じたからです。

前職がSIerであったこともあり、仕様はクライアント様に委ねられていました。提案はできるものの、先方の都合で仕様が変更になったり、実施ができないことなどがあり、やりがいをどこに求めたらよいか悩んでいたことから、プランナーやデザイナーなどと対等に議論しながら開発を進められる環境を求めておりました。そうした中でwithは、プランナーやデザイナーなどと対等に議論しながら開発を進められる環境があり、希望にとてもマッチしていました。

2つ目はwithの価値観マッチングという理念がすごく好きだったからです。(笑)
自分自身パートナーと出会ったきっかけがとあるゲームだったのですが、このゲームをきっかけとして色々話していく中で価値観が一致していることに気がつき、お付き合いに至りました。恋愛において共通の価値観を持つことは大切ですし、価値観マッチングって素敵だなと思い、ユーザーさんと一緒にこのサービスを育てていきたいと思ったからです。

公園withARハッカソンとは?

withARハッカソンとは、AR(拡張現実)の社会浸透に向けて「ARと異業種のコラボレーション」に挑戦する ハッカソン 形式のイベントです。企画のディスカッションや制作時には、参加するARエンジニアやARクリエイターに加えて異業種の方も巻き込んで「どうやったらその業界でARが利用され浸透していくか」を議論し作品として発信します。

テーマ 【公園での遊びをアップデートせよ!】

今回開催されたのは、小田急電鉄株式会社共催のもと新宿中央公園を舞台にした「公園 withAR ハッカソン」です。また、ARプラットフォームを提供するNiantic, Inc.が技術協力として参加されました。このハッカソンでは、人々のウェルビーイング向上に向け、公園に出て遊びたくなる、テクノロジーを活用した新たな「仕掛け」作りの創出を目指しました。


― 公園withARハッカソンに参加したきっかけとチームの体制・進め方などを教えてください。

吉野:社内にフランクに話せるSNSチャンネルがあるのですが、先輩社員の方がこのハッカソンを宣伝していて面白そうで興味を持ったからです。

チームの体制としては、私含めて4人のチームで開発しました。2人はUnityをメインでやっている学生さんで、もう一人の方はプランナーとして就業をされている方でした。

仕様に関してはみんなで議論しながら決めていき、実装に関してはサーバーを私が担当して、2人にUnityをお任せしました。開発期間は1週間なのですが、直接対面で議論したりディスコードで会話したりしてコミュニケーションを取っていました。

今回のテーマは「新宿中央公園の遊びをアップデートしよう」だったので、テーマに即して「風船バレー」というアプリを作成しました。

複数人がボールを地面に落とさないように手や腕で打ち上げる遊戯があると思うのですが、それのARバージョンです。

画面上にボールが映っているので、スマートフォンを利用してボールを打ち返せるようになっています。シンプルですが、やってみると奥深く難しいゲームです。

― 開発の中で吉野さんが工夫したことや難しかったことを教えてください。
吉野:1つ目はチームメンバー全員のスキルセットを把握して、足りない部分を補うことを意識しました。

今回のように、有志のメンバーで開発する際にはどうしてもスキルセットなどが偏ってしまいます。メンバーそれぞれの強みを把握した上でやる・やらないを取捨選択をしたり、メンバーのスキルを活かすために自分がサポートに回れる部分はないかなどを考えました。実際に私はサーバーだけではなく、動画編集にもチャレンジしました。

2つ目はメンバーの稼働時間を把握することです。
ハッカソンは期限が短い中で作りたいプロダクトの要望は大きくなる傾向があります。その中でどこまで実装していくのか、何を実装していくのかを決めることが大事だと思っています。

その過程で、どのスキルの人がどの程度の時間を割けるのかが分からないと見積もりが出せないため、みんなにスケジュールを共有しようと話したことでタスクの見通しを立てることができました。

― 公園withARハッカソンへの参加にあたり社内メンバーからの賞賛はありましたか?
吉野:社内のSNSで応援してもらったり、1on1の時に上長から「おめでとう」という言葉をかけてもらいました。

あとは、先輩社員から事前にWeb ARのことを教わっていたので、知識をつけた状態でハッカソンにチャレンジできたのは良かったです。

アイデアを発散させて収束させチーム全体を俯瞰していく

― 公園withARハッカソンを通じて成長したことは?

吉野:1つ目はAR関連の知見が得られたことです。もともとXR(クロスリアリティ)関連には興味がありバーチャル・リアリティヘッドセットなどは持っていたのですが、開発者としては情報不足を感じており、チャレンジできていない部分がありました。

今回のハッカソンでAR業界の流行や一緒に開発したメンバーからゲーム開発業界のことも聞けて知識が増えて良かったと思っています。

2つ目がアイデアを発散させて収束させていくことが体験できた点です。
業務でサーバーに携わる際には、提案された仕様に対して収束に対して働かせることが多く、提案内容が技術的に実現可能かどうかを発信することが多いです。

アイデアを発散させていくことが今までの仕事の中であまりできていなかったのですが、今後は企画の部分や自分の業務をどうこなしていくかなどの他の分野でも応用できると感じたので活かしていきたいです。

3つ目がチーム全体を俯瞰していくことです。
今回のように有志のメンバーで開発する時は、本人の得意不得意を把握して自分には何ができるかを状況に鑑みて立ち回ることが必要です。この点に関してはとても成長できたと思います。

当初、動画編集をするメンバーがおらず、メンバーの状況を見まわした時に「自分しかいない」と感じ、私が動画編集も担当しました。全体を俯瞰できていたからこそ気がつけた部分だと思っています。

― この経験をどう仕事に活かしていきたいですか?

吉野:社外と社内に分けて考えてみました。まず社内に対しては、今まで収束に貢献してきた部分が大きいので、アイデアを発散させる方によりフォーカスしながら視野を広げて活躍していきたいと思っています。また、チームを俯瞰して足りない部分を自分で補ったり、他のメンバーの強みを活かして立ち回っていけたらと思います。

もともと技術的なことを中心にものづくりに携わっていきたいという考えを持っていました。今回、ARや3D系の開発などの知見を得られたので、これらの知識を交えて社外でも色々なものづくりに携わっていきたいです。


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