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小指理論

ショッピングモールの駐車場に車を停めて、
ふと目の前を見たら鳩。
「ここは俺の家だ」
と当たり前のような振る舞いをする鳩と目が合った。

そう言えば、
自分も当たり前のように毎日過ごしているなー、
って思ったわけですよ。

いつも、当たり前のように、
仕事をして食事して、
たまに映画観たり温泉入ったり。
ただ普通に生きてるだけなのですが、
それが本当は、当たり前じゃないって事を
忘れそうになる時があります。

「小指理論」

これ、私が勝手に名付けてる理論なんです。
左手の小指と、右手の小指。
(まぁ、小指じゃなくても良いんだけど…)
もし、左手の小指にケガをしたら痛いんです。
でも、右手の小指は痛くないんですよ。
これは、当たり前。

でも、もし大ケガけがをして血が出たり
腫れたりしたら大変!
で、どうするかって言うと、
包帯を巻いて保護するんです。
そう…それは右手がやってくれるんです。
その時は右の小指も手伝うんです。

これも、当たり前のはなし。

つまり、私という人間は小指をケガしたら痛いので、
色々と手当をするんですよね。
仕事にも支障出るし、
お風呂入っても色々とサポートしたり
庇うはずなんです。
血が出ても腫れてもケアしない人は、
普通はいないと思う。

だって、人間として生きてる以上は
ケガしたとき治そうとするのは
当たり前のことですから。

それを地球全体に置き換えてみた時に、
「当たり前が、当たり前じゃなくなってしまう」
という現象が起きています。

どこかで、争いや困ったことが起きて
ケガをしている人がいても、何もしなかったり
自分が困らなければそれでいい、って思ったり。
他の誰かに任せておこう…とか。
本当は、それじゃダメ。

もし自分が小指の痛みには敏感に反応して、
それをケアすることを「当たり前」とするなら
地球という大きな生命体の一部である
他の人や、環境が傷ついている時にも、
同じように反応し、ケアを施す。
それも「当たり前」でなければいけないと思います。

今もどこかで争いが起き、多くの人が苦しんでいる。
それはまるで、
地球の小指が深く傷つけられているようなもの。

自分がその痛みを直接感じなくても、
地球という大きな生命体の一部として、
その痛みを理解し、何かしら出来る事をしたい。

自分には何が出来るだろう。

私は心の中で鳩に話しかけました。
…けれど。
鳩は何も答えてくれず。
トホホです。

大したことは出来ないかもしれませんが、
何もしないより、
何か出来る事から始めたい。

今、地球環境が悪化しているのも、
大きな「傷」だと考えることができます。
気候変動による極端な気象、海洋汚染、森林破壊とか。
これらはすべて地球が受けているダメージ。

まずは自分から少しでも環境に優しい選択をすることで、
何か役に立てるかもしれません。
まずは、そこからスタートです。
もっと、出来る事を探したいです。

私たちが日々の生活で
「当たり前」だと感じていることが、
実は地球や自然の法則のからすれば
「当たり前」ではないかもしれない。

…と、鳩を見ながら考えてました。
そうか、そういえば「鳩」って平和の象徴なんだよなー。

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