歌詞 蛍の川

🎼　C    Am  Em  

蛍の川にウイスキー注いで
霧煙る夜に漕ぎ出せば
夢の後先 それはまだ未完の途上
壁の詩に掛かったシャガール
何を言おうとしているか僕にはわかる気がした
捻じれた季節は遠回りの道のり
流される時と耐える時を同じだと勘違いして　流れるままに
辿り着いたのは見知らぬ岸辺だった　

蛍の川に掉させば
光が何かに導いていた

蒸気船の水先案内人が 
少しの笑顔で手を振っている

思い通りに描けない線を 
「あなたらしいね」と誰かが言う
僕は僕の線しか描けないんだよ
夢の後先 それもまだ未完の途中

橋の上で叫ぶ絵を見て何を叫んでいるのか少しわかる気がした
生まれついての面倒くさがりと
十把一絡げを
男らしさと勘違いして
衿を正して
袖のボタンをとめてみたが
やはり邪魔くさい
　
蛍の川に棹さして
また夜の川に漕ぎ出そう
光に導かれるままに

蛍の川に棹さして
また夜の川に漕ぎ出そう
光に導かれるままに