「伝統」って?

「伝統を重んじる」
よく聞く言葉である。
今年の初詣も護国神社であったが、今回から御札、飾り物の「お焚き上げ」は廃止したようだ。
まさかコロナを言い訳にしたのではないとは思うが、一体どうしたことなのだろう。
「では、どうしたらよいのか」と訊ねると「一般ゴミと同じように処分してください、塩を掛けて。畑で妬いても良いです」という。
神物をゴミと一緒に処分というのだから、それは驚く。その後ろめたさを「塩を掛けて」という言葉で取り繕っているが、おにぎりじゃあるまいに、なんと不敬なことか、とは思わないのだろうか。

都合の良いときには「神事だから、伝統に従う」といい、不都合になれば(或いは手間が掛かり面倒くさくなれば)「塩掛けて一般ゴミと一緒に処分しろ」と変わってしまう。
これが「伝統」なのだろうか。
不敬ではないのかね。

こんなことを考えていると、日本人は結構ご都合主義であることが分かる。上手く世間を渡る技術を持っていたと言うことだ。
悪いことだとは言わないけど、日本人のconsistencyって一体どこにあるのだろうね。

調べてみると、こういう事例は結構あるよ。

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