見出し画像

「やる気」はあるのか

私はモデルの「高瀬真奈」さんという方の大ファンで
YouTubeのチャンネルも登録しており、毎回動画がアップされるたびにみています。

動画の中でモチベーションアップの方法についての質問に、このように回答していました。
「やる気は無いって誰かが言っていたので、それを信じてまずは行動しています」

私は英会話向上のための情報発信をしています。
その中で最も重要だと思っているのは「継続」です。
そして学習初心者が挫折する最大の原因も継続できないことです。

そこで「やる気が存在しない」なら特定の方法を経由すれば必ず行動に移せるのか?
という疑問をもち、もしそんなものがあるのであればぜひ紹介したいと思いました。

・【結論】やる気はあるのか?


「やる気は存在しない」ということに言及したのは、東京大学教授の脳研究者である池谷裕二さんでした。
専門分野は大脳生理学、特に海馬の研究を通じて脳の健康について研究されている。

池谷先生によると「やる気」は「楽しい」や「悲しい」に代表される気分や感情に類似している概念である。
そして科学的には「楽しい」という感情は、「笑う」という行動にともなう感情である。
このように感情とは行動がさきにあって、そのあとに生まれてくるものであるのだと言う。

・やる気を意図的に起こすことは可能であるか?



では行動にともなう「やる気」を意図的に引きおこすことは可能であろうか?
池谷さんは脳にスイッチを入れる方法を紹介していた、以下のような方法である。

目を閉じて、こぶし程度の大きさの球体を頭の上にのせる。
その後ゆっくり手を離して目をあける。

という一連の動作を30秒かけてゆっくるとすると、脳にやる気をおこさせる事が可能であるという。
正直この方法を見たとき「こんなに簡単にやる気はおきるのだろうか」と疑問におもった。

この行動でなぜやる気がおきるのかの説明としては以下のようなことがいわれていた。

強制的に視野をさえぎり、意識を頭頂部に集中させることで目をあけたとき、集中力の高まった状態が作れる。

また池谷さんは「習慣化」もやる気と関係なく行動するために非常に有効であるという。

・私見


私のもともとのたくらみはこのやる気スイッチを押すことで、英会話学習の初学者さんの継続に一役買えればというものであった。


しかしこの方法には一つの問題がある。
やる気がでていない状態で「自らやる気スイッチを入れるための行動をとれるか?」ということである。
そもそもあまりのりきではないとき、そもそもやる気スイッチを入れようとするか?

私の個人的な意見としてはNOである。
そうなるとやはり目標の存在は非常に大きいと思う。

何のために学習したいのか?
将来どうなりたいのか?

これがあればやる気スイッチを入れる理由にもなるのではないか。
英会話学習は継続が最も有効なツールであるため、やはり目標をもつことこそが一番の上達の道であると思われる。


私は4年間英会話学習をしてみて大きく自分の英語力が変化することを身に染みた。
その記録をまとめた記事も、もしお時間があれば読んでみていただきたい。



いいなと思ったら応援しよう!