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2020年シーズン振り返りましょうよ。

2020年は当たり前の日常が壊された年でしたね。

学生の皆さんは新しい出会いを失い、直接顔を合わせての学びを失い、自主退学を余儀なくされた方も居るでしょう。

社会人の方は不測の事態に慌てふためき、経営者様は会社を失い、従業員さんは肩を叩かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

スポーツの目線から見ても、

学校に入れなくなり、練習場所を失いました。

ジムに入れなくなり、筋力を維持することが困難になりました。

目標としていた大会が無くなり、各地から悲痛の叫びが聞こえてきました。

誰かと練習する事に後ろ指を指され、独りで黙々と目標の見えない練習を続けなければならなくなりました。

今まで当たり前だと思っていた事が如何に有難い事だったのか。

大切なモノは失って初めて気付くんだぜーなんて、何かどっかで聞いたような言葉。

あれ本当でしたね。

それでも皆。

無くなったものを悲観する事無く、有る物で、出来る事で、最高の状態を仕上げてきた!

そんな印象でもありました。

私はそこまで出来ませんでしたが...。

最後の方なんて情けなさ過ぎて、半分怒ってましたもんね。自分自身に。

それも含めて弱さと認め、今シーズンを振り返っていきましょう!

試合結果

7/24 石川県選手権 2m04

8/8 東海大競技会 2m19

9/6 北陸実業団 2m13

9/20 全日本実業団 2m16

10/3 日本選手権 2m20

10/18 田島記念 2m15

10/24 木南記念 2m16

11/3 秋季記録会 2m13

計 8 試合 上位5試合平均 2m17.2

例年が大体12~15試合くらいの出場数なので、意外と半分以上は出られましたね。

本当に月並みな言葉で、これ以上なんと表現したものか分からないんですけど、

大会を開催して頂けることに感謝しかありません。

消化試合などありません。最後の試合まですべて全力で挑みました。

それが結果で報いる唯一の方法だと思いました。

ここからは試合毎に簡単に解説を入れつつ進めたいと思います。

7/24 石川県選手権 2m04

ツイート通り、本当に走れなかった。

半年程ウェイトトレーニングが出来てなかった時期ですかね。

もともと筋骨隆々というタイプではないので、著しく筋力が低下した為というより、筋力発揮の為の神経伝達を身体が忘れてる?みたいな感覚でした。

8/8 東海大競技会 2m19

石川県選手権の時あまりのウェイト不足に危機感を感じたので、ウェイトが出来る環境を求めて東奔西走しておりました。

そんな中いつもお世話になっているニシ・スポーツさんがウェイト器具を貸してくださいました!

ウェイトメニューを再開して2週間程しか経過していないにも関わらず力の入り方が全然違いました。やはり神経系だったのでしょうか。

ニシ・スポーツさん、ありがとうございます!凄く助かってます!

9/6 北陸実業団 2m13

良くなってきたと思ったのも束の間でして。

今思えばここから既に少しズレはじめていたようです。

9/20 全日本実業団 2m16

少しのズレが大きなズレに。

意地だけで記録を残しただけの苦しい試合。

試合後コーチにはトレーニングが上手くいっていないと仰っていただいたので、日本選手権までの2週間しかない中、急ピッチでトレーニングの方向性をシフト。

ちなみに、この試合から大学2年~ここまで続けてきた8歩+4歩のセット助走を補助走+4歩+4歩の助走に変更しました。

実は冬の段階から新助走に向けて取り組んでいたのですが、今期前半はろくに競技場にも入れず練習が出来なかったため封印していました。

跳躍練習の段階では補助走から走り込んだ方がラストのスピードが上がりやすいと感じていたので、これのせいで記録が落ち込んだという訳ではありません。

まだ慣れていないので再現性は低いですが。

10/3 日本選手権 2m20

一先ず今年1の状態をこの大会に持ってこれたのは素直に良かったです。

でも本当にそれだけで、自己ベストを出すわけでもなく、メダルを獲るわけでもなく...。

しかも今年は2位~8位までが2m20の同記録。

試技数差でここまで順位が変わってしまうのが走高跳の恐ろしいところで面白いところ。

この間に記録だけでは測れない安定感や勝負強さがあります。

早い段階で余計な失敗をしなければ...。

やはり助走の再現性。これ一つ、冬に取り組むキーワードですね。

10/18 田島記念 2m15

全日本実業団後、トレーニングのアドバイスをしていただいたコーチから、

「お前はまだ本気になれていない。」と仰っていただきました。

今まで本気じゃなかったのかと言われれば、決してそういう訳ではないんですけど、

まだやれる事はあるだろう?と聞かれれば、確かにある。

やれる事というか、出来るようにならなきゃいけない技術が山ほどあるといった感じ。

そんなことで、そのコーチに指導を仰ぎました。

ずっと教えてもらいたい気持ちはあったのですが、その方もお忙しい方だし、しかも俺みたいなパッとしない選手がお願いするのも...。

そういう躊躇をしていたんですが、それをそのまま伝えると、それはまだ大田が本気になれていないんだよーという言葉に繋がったわけです。

ご指導の甲斐あって2m15で良い跳躍が出せました。

そのまま行けば2m21はクリアできるだろうというような感じでしたが、技術が習熟していないせいでストップ。

周りの記録を見るとさすがに落ち込みましたが。

日本選手権よりは良くなっていると仰っていただきましたし、そう思うしかないです。

10/24 木南記念 2m16

田島記念から中5日での試合。

疲れが酷いという事は感じませんでした。

ただ後で動画を見るとキレが無くてスピードも上がってなかったかなと。

で、私ここで気づいたんですけど、走高跳下手じゃない?

もう10年以上走高跳やってるんだから、まぁまぁ上手い方やろ( ᐛ👐)パァ

とか思ってたら全然下手。

というより下手が固まってるのか。そりゃ進歩しないわけだ。

よく話を聞き、他の選手も観察していると、自分はアレも出来てないコレも出来てない、ソレも出来た方が良いしドレも必要だな、と。

もう跳躍練習で跳躍が上手くなることはないと高を括って、跳躍練習の重要度を下げて他の練習にフォーカスしてましたが、それが間違い。

全然そんなこと無かったわ。

もっと上手く出来る。

今年の冬季は跳躍練習の重要度を上げて、跳べる日は出来るだけ跳ぶことにします。例年の2~3倍は跳びたいところ。

11/3 秋季記録会 2m13

皆さまご存じ高張選手の引退試合に、各地から有力選手が集まりました。

私のinstagramからライブ配信を行いました。(アーカイブ残ってます)

見てくださった方々、ありがとうございました。

大盛り上がりだったようですね。笑

そりゃあんなものを間近で見せられるとねぇ...!

ちなみに私は平々凡々。走高跳も100mも。

自分の話はここまでにして、

高張さんを快く送り出すという点に関しては大成功だったのではないでしょうか。

私が走高跳を始めた頃からずっと活躍されている、画面の中の存在という感じでした。

それがいつの間にか、合宿連れて行ってもらったり、一緒の試合に出たり、お家にお呼ばれしたり。

沢山叱られたし、沢山遊んでもらいました!

期待して頂いてるのがひしひしと伝わってくるので、相応の活躍をしなければいけません。

書いてて燃えてきたな。練習行ってきます。(現在時刻15:30)


そういえばなんですけど、来年から自分の環境が大きく変わるかもしれません。

その時はまたお伝えいたします。

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