からだ会議 in Tokyo 2019

こんにちは。音楽家の為のボディチューニングサロンValanced Tone Lab代表の大政です。

先日、予てより告知させていただいていた、からだ会議 in Tokyo〜心のセルフケア〜にて自身のパニックの体験および、現代に鬱やパニックが増えてしまっている原因を「音」の観点から講演させて頂いて参りました!

スピーカーそれぞれの視点から精神疾患について語ってくださり、登壇順も含めてとてもストーリー性のある良いイベントになったのでは、と思います。

師匠 杉本錬堂氏は、体から見る精神疾患への対処法を語ってくださいました。

これは、実際にパニックを体験した自分の身体感覚とも非常にリンクする内容。

咀嚼をし、肋骨間や肩甲骨の骨際を緩める。

これを感覚で見つけ出したのは本当に尊敬します。

何よりも、自分でケアできるところがすごい。

鬱やパニックを患うと、どこかへ出かけるのも一苦労になってしまうもの。

それを、いつでも自分の手を使ってケアして改善していけるということを、一人でも多くの苦しんでおられる方に知ってもらえると良いな、と思いました。

2番手は天城流陰術の師範 岩崎陽子さん。

ご自身の乳がんとの闘病の経験と、がんを宣告された後の患者さんの心理的な変遷にフォーカスしたエビデンスなどをご紹介されていて、こういう場でないと知り得ない貴重な情報を聞くことができました。

特に印象に残ったのは、左の乳房への放射線の照射のお話。

心臓に当たらないようにするために、画面で肺や心臓の状態を見ながら息を吸い込み、呼吸を止めている間に照射するようなのですが、その際に自分が思う以上に息が吸えなくなっていることを客観的に画面で視認できたことで、初めて自分の状態に気付くことができた、というもの。

これは自分にも思い当たる節がありますし、色々大切なことを示唆されているエピソードだな、と。

とても興味深いお話でした。

そして3番手がワタクシ大政でございました。

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以前投稿したパニックの体験談をベースに、現代の音のバランスがどのように崩れているから、カラダにどんな影響を及ぼし、なぜ鬱やパニックが増えてしまうのかという独自の見解をお話させていただきました。

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しかし、公共の乗り物への恐怖心を克服する際にビールを利用したって話が、なぜあんなにウケたのでしょうかw

まぁ、笑いは病の一番の特効薬とも言いますから、良しとしましょう。

ご静聴ありがとうございました。

ラストは現役の精神科医である中野三津子先生によるお話。

精神疾患の歴史から、その定義まで、多岐に渡る内容をお話くださいました。

また、栄養という側面からのアプローチも有効とのお話もあり、これも自分も経験上とても重要なファクターだと痛感しているので、大いに共感しながら聞いていました。

自分が闘病していた時は、そのお医者さんは薬を処方することになんのためらいもなく、むしろ副作用もない新型の薬だから大丈夫ってな具合でしたが、中野先生は必要なければ極力薬は使わずに、使ったとしても早く断薬していけるようにするという方針の方。

その当時出会えていたら、どんなに楽に全快までいけていたのだろうな〜、なんてお話を伺いながら考えていました。

でもそれも結果論。

その経験があったからこそ、天城流湯治法に出会い、今はこうして好きな仕事をしながら各地へ飛び回り、色々な方々のお役に立てる人生を歩めているわけですし。

最後は全員でのクロストーク。

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師匠がMCを務めて進行していったのですが、初めて同じ舞台に立たせて頂いて、改めて凄い人だなと、尊敬の念を感じました。

至近距離で見ていると本当にオーラがすごい。

バシッと仕切って、みんなが興味を惹かれるトークを盛り込み、お客さんを巻き込んで質疑応答を展開していく姿は、本当に勉強になりましたね。

まだまだ学ばせていただくことが多いですわ。

何はともあれ、実行委員の皆様、スタッフの皆様、今回は素晴らしい会に参加させていただく機会をくださってありがとうございました&お疲れ様でした!

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