【網膜剥離体験記】悲劇は突然やってきた!
こんにちは、赤堀です!
2024年5月15日のお昼ご飯を食べて休憩を終えようとしたときに悲劇は突然襲ってきました。
目の前に黒い蚊のようなものがちらついたのです。「あっ、これが飛蚊症か?」ぐらいの気持ちでいました。
ところが数時間しても状態が良くなるどころかさらに飛蚊症の数が増えていきました。しかも、現れては消えの繰り返し。「これは尋常ではないな?」と直感が働きました。
次の日、早速隣町の眼科クリニックを受診しました。どのクリニックにしようか2カ所に絞りましたが、そこのクリニックは私の母親が受診したことがあるのと、駅から近いので車の運転ができなくなった時でも受診ができるからとそこに決めました。
そして、そこのクリニックの先生に診てもらい「赤堀さん、網膜剥離です。ここでは対処できないので大きな病院へ紹介状を出しますから、明日受診してください」と告げられました。
5月16日(木)に紹介された大きな病院の眼科を受診して、検査を行った結果。「網膜に穴が開いています。網膜剥離です。明日手術しましょう」ということになりました。
網膜剥離は、ボクサーや格闘家、スポーツ選手など激しい運動を行う人がなるイメージですが、実際には一般の方も罹患する目の疾患です。
しかも、網膜剥離は手術を行わないで放置したら失明してしまう恐ろしい目の疾患なのです。
ということで、早速帰宅し翌日の入院の準備を始めました。といっても何を準備したらいいのか、書類などの準備など短時間で行わなければいけませんでした。
とりあえず、必要な下着類や歯磨きなどをバックに詰め込みました。
翌朝、私の弟と母が病院まで車で送ってくれました。やはり家族はこういうときには大事な存在だと実感しました。
病院で入院の手続きとコロナの検査を済ませ、入院する部屋に案内されました。そこは7階の景色が良い窓際の部屋でした。もうすでに3人の方が入院されていました。(そこは4人部屋)
看護師さんが今日のスケジュールの説明に来ました。
看護師さん:「赤堀さん、今日担当する看護師の〇〇です。よろしくお願いします」
私:「はい、お世話になります。よろしくお願いします」
看護師さん:「それではガチフロ(点眼薬)をお昼に1回さしてください。その後、先生の診察があります。手術は18時の予定です。15時から15分間隔でミドリンP(瞳孔を開く点眼薬)をさしていただきます」
私:「はい、わかりました」
先生の診察を受け、「予定通り今日の午後手術を行います」と告げられました。
病院で出されたお昼の食事を済ませ、手術までのんびり過ごすことになりますが、内心は「手術って何するんだろう?痛くないかな?」と不安が頭をよぎります。
同じ部屋に網膜剥離の手術を数日前にやったという60歳前後の男性が私に話しかけてきました。
男性:「赤堀さん、大丈夫。多分、俺より症状軽そうだから。心配ないよ。手術は麻酔かけるときに痛みがあるよ」
私:「ありがとうございます。緊張してます」
その男性は気軽に話しかけてくるタイプで親しみやすい方でした。
15時になり15分間間隔でミドリンPを点眼し、30分くらいしたら看護師さんが呼びにきました。
看護師さん:「赤堀さん、手術時間が早まりました。点眼はこれで終えてトイレを済ませてください。3階の手術室まで車椅子で行きますのでお願いします」
私:「えっ、もうきたんですか?わかりました。お願いします」
トイレを済ませ看護師さんに手術室まで車椅子で送迎してもらいました。
車椅子に乗りながら、だんだん「大丈夫かな?うまくいくかな」など考え始めました。
手術室に入る前に消毒と再度の確認です。
看護師:「今日はどこの手術ですか?
私:「右目の硝子体手術です」
看護師さん:「はい、大丈夫です。それでは行きましょう」
いよいよ手術室へ入室したのでした。
凡人のための情報発信戦略プロデューサー、電子書籍作家。静岡県菊川市在住。主な著書に『noteの賢いマネタイズ術』『電子書籍の賢い活用術』など。