「カッパフィールド」 #1
198X年 8月 X日 曇りのち晴れ
昨夜から降り続いていた大雨が、朝になってやっと降り止んだ。
夕べは、もの凄い雷の音であまりよく寝られなかった。ピカッと光った瞬間に「ドッカーン」「バキーン」という音が何度も何度も轟いていた。
「スドーーーン」という大きな音と共に地響きがした時に、お父さんが近くに雷が落ちたかも知れないと言っていた。私は、UFOが雷に打たれて落っこちたんじゃないかと思った。
朝ご飯を食べ終えてテレビを見ていると、お母さんにいきなりテレビを消された。ブチッ