見出し画像

思わぬ形で“脱ひとり広報”した話

この記事は【#PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2021】の3日目(12月3日分)にエントリーしています。

未経験から広報部門を立ち上げて、約3年。 

広報PRの業務は一通りできるようになった。社内は広報への理解があるし、社外にはたくさんの頼れる記者さんや広報仲間がいる。副業で広報のおしごとをいただくことも格段に増えた。

けれど、常に“これでいいのかな?”という不安が拭えない。成果が図りづらく、達成感が得られない。 目の前の業務に追われ、振り返りができない。中長期で広報戦略を描けず、いつまでも一人前になれていない感覚がある。

その理由のひとつは、いつまでも“ひとり広報”を脱せないから。組織が大きくなり、やることは増える一方なのに、属人化から抜け出せず、できないことが増えていく。でも広報のチーム化って、大企業やよっぽど広報に力を入れている企業でない限り、とても難しいのが現状。

一般的にチーム化するには、
・異動/採用で人を増やす
・PR会社や業務委託など外部の力を借りる

の2つかと思いますが、今回わたしは【チームの合体】という形で“脱ひとり広報”を叶えました。

もし同じような悩みを抱えた広報さんがいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。

“脱ひとり広報”までの道のり

改めまして、オンライン営業システム「bellFace」を開発・提供しているベルフェイス株式会社 広報の小正です。

突然ですが、わたしは得意不得意がはっきりとしていて、ストレングスファインダーをみても、得意を伸ばすことに強みを持っているタイプです。

▼Strength Finder
 1. 最上志向 
 2. 着想
 3. 戦略性
 4. 適応性
 5. 共感性 

 ▼自認する得意、強み 
・社内外の社交的なコミュニケーション
・経営層への理解、社内メンバーとの信頼関係
・思いつきやアイデアだし
・自分の言葉で魅力を伝えること、プレゼンテーション
・原稿チェック

 ▼自認する不得意、弱み

・数字分析
・資料作り
・0から文章を書くこと(今…このnote書いているわたし…頑張っている…)
・マーケの基礎知識、スキルがほぼない
・デザイン業務全般
ノウハウの見える化(=超属人化)

自分ではっきりと得意不得意がわかっている分、そんな人間が広報業務すべてをこなすって無理ゲーじゃん😤と若干諦めている部分もありました。

そんな中、5月に広報がマーケティンググループに異動となりました。実は過去にもマーケティンググループ内にいたことはあったのですが、当時追う目標はそれぞれ異なっており、広報を担当する人は自分ひとりでした。

しかし今回は同じ目標を追うチームとして発足し、まさに自分が不得意な部分を補ってもらいながら、チームとして広報PRに取り組めています。

具体的にどんな目標を立てて具体的になにをしたかは、我がチームのブレインが書いてくれたこのnoteに詳しく書いてあるので、ぜひ読んでみてほしいです!

ここからは、脱ひとり広報をしてよかったことTOP3をお伝えしていきます。

①強みにフォーカスできる

強みをいかせる業務にフォーカスできることは、会社にとっても自分にとってもプラスなことです。
言うまでもなく、広報ってやることが本当に幅広くて、その分必要なスキルも多岐にわたります。オールマイティーなスキルセットではないわたしは、できないことを見つける度に落ち込んだり、もう知らんって投げ捨てたりしていました(こら)

今のチームメンバーは、こんな強みを持った人たちです。

Tさん:オールマイティなマーケター。チームマネジメントから実務まで幅広くこなす。課題発見、解決力が高い。
Yさん:ライティング、コンテンツ作りが得意。オウンドメディア編集長。
Mさん:Tableauを活用したデータ分析、ビジュアル化が得意。広告も担当。
Tさん:数字分析や構造化、オートメーション化が得意。先程紹介したnoteの執筆者(イニシャル表記の意味w)
Sさん:敏腕デザイナー。ふわっとした要望やイメージを期待以上の形でビジュアル化してくれる。

………わたしができないことを得意とする人たちが揃っている奇跡の布陣…!自分ひとりで全部できなくていいんだって気持ちになれます。

本当に毎日チームメンバーに助けられながら、強みにフォーカスして働けています。

②いままでにない発想が生まれる

ひとり広報が長かった分、よくも悪くも自分流のやり方があって、考えが凝り固まっていたなと感じます。

チームが発足してから最初に着手したのは「どうやったら情報を効率的に届けたい人に届けられるか」を再考することでした。

今までは影響度が高いテレビ(ビジネス番組)や、日経をはじめとした新聞、ビジネス誌などの優先度をあげていました。ただ費用対効果や情報の波及を考えると、本当にこれって正しい優先度なんだっけ?と疑問に思うこともありました。

そのためにターゲット層に向けて、普段どんなメディアを見ているかインターネット調査を行い、閲覧が多いメディアに優先度をつけて一覧化しました。
もともと狙っていたメディアもあれば、今まで着目していなかった意外なメディアもあり、改めて優先度を考え直すいいきっかけとなりました。

また認知を正しく、狙ったタイミングで広めるには、メディアの取材記事だけでなく、有料広告やオウンドメディアと組み合わせて効果を最大化していくことも、今のチームだからこそできていることだと感じます。

③苦楽を分かち合える仲間ができる

言わずもがななんですが。月並みなんですが。
やっぱりチームで働く醍醐味ってこれですよね。

特にいまの時代、リモートで働く時間も多く、ひとり広報って孤独。
理解者が近くにいるって想像以上に心強いです。

冒頭にも書いたとおり、広報をチーム化するって、本当に難しい。
脱ひとり広報をしたい広報さん、まずは社内を見渡し、自分の弱みを補える人やチームを見つけてみてはいかがでしょうか?
そうすることで自身の強みをいかせる環境をつくることができ、苦楽を分かち合える仲間が増え、よりハッピーに広報PRに取り組めるかもしれません。

-------✂--------✂--------✂---------

推し事

最後に、わたしの推しグループ「フィロソフィーのダンス」さんのニューシングル「サンフラワー」のMVを布教して、おしまいにしたいと思います。(本業:アイドルヲタク、副業:広報なもんで…)

180°テイストの違うカップリング曲も最高。本当に同じグループの楽曲か。

-------✂--------✂--------✂---------

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

2022年も、すべての広報PRパーソンにとって素敵な1年になりますように!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?