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魔法が起きる場所 ③-1 (空海)

             魔法が起きる場所 ②-1 御厨人窟はこちらから
             魔法が起きる場所 ②ー2 御厨人窟はこちらから

魔法が起きる場所 ②で、室戸岬にある『御厨人窟(みくろど)』での出来事を書いたのですが、先日偶然にも、私の大好きな方から『空海』という映画を紹介していただきました。空海に夢中になっていた時期があったにも関わらず、私は映画の存在を全く知りませんでした。

私が生まれ育った場所の近くに、四国八十八ヶ所霊場の第75番札所「善通寺」があります。(遣唐使として唐に渡り真言密教を修めた空海が、日本に帰国してから自ら創建した寺院として有名です。)
空海のことは、子供の頃から地元の言い伝えのような形で耳にすることが多く、例えば「空海の生誕地は本当は善通寺ではない」というような四方山(よもやま)話を聞いていくうちに自分の中での空海像が出来上がっていったように思います。

昨夜、その紹介いただいた「空海」という映画を観たのですが、当然のことながら物語の流れの中に、空海が御厨人窟(みくろど)で「虚空蔵求聞持法」の修行をしている時に、口に明星(虚空蔵菩薩の化身)が飛び込んできて、悟りを開いたという場面がありました。
 ※「虚空蔵求聞持法」というのは、一度見聞きしたものを絶対忘れな
   い無限の記憶力を身につけることが出来るとされる真言密教の秘法
私は実際に御厨人窟(みくろど)に足を運び、空海が修行したという洞窟の中に座り込み、空と海の景色を観て、空海の口に明星が飛び込んできた時のイメージをしたことがありましたので、映画の中のワンシーンを大変興味深く見させていただきました。(現在は御厨人窟の内部は落石で危険な為金網を張った仮設通路を設置しているため中で座り込むのは無理のようです。)
私がイメージしていた明星が口に飛び込んでくるシーンと、映画の中でのシーンは全く別物だったのですが、映画のシーンを観て鮮明に思い出したことがありました。
実は私も光が口から飛び込んでくるのを体験したことがあったのです!!!
思い出して自分でびっくりしています😳

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

それは、姉と二人で出雲大社に行った時の出来事でした。
駐車場に車を停めて出雲大社へと向かったのですが、その道は正門から続く参道の途中に出る道でした。参道に入る場所には手水舎が準備されていました。手を洗い、口をすすぎ、身を清めてから参道に入ろうとしたその時、参道の向こう側になにやら銅像が建っているのを発見しました。
その銅像は両手を大きく上に挙げていて、それはまるで大いなる神に身も心も捧げ、全てを受け入れている姿のように観えました。あぁ、たぶんあの銅像は大国主大神なんだと理解しました。なんていったって、ここは出雲大社なのですから。
ほんの少し背伸びをして銅像をもっとしっかり覗きこもうとしてみると、大国主大神の前方に何やら波のようなものが立ち上がっていて、その波の上に金色に輝くバレーボールほどの大きさの光の球が乗っているのが観えました。
「なんじゃ、あれは!?」と思った瞬間でした!!
その球が私の方にピューーンと飛んできて、口から入ろうとしました。
「無理!無理!!無理!!!そんな大きな球は喉を通らない!!」
と思った瞬間グワンという感じで狭い喉を無理やり広げて通り抜け、私のお腹にスッポリと入ってしまいました(・:゚д゚:・)!!! 
は、入ったぁぁぁ!あの球がぁ おーなーかーにーーー(・:゚д゚:・)!!!
慌てて振り向いて、姉の姿を探します。でも姉は見当たらない。。。
球が、球が、球がぁぁぁ・・・と心で叫びながら再度大国主大神の方を見ると、目の前に次なる球が光り輝きながらこちらに向かってくるのが観えました。ひぇぇぇぇ!! 1個はお腹に入ったかもしれないケド、2個は無理!!
ナンテコトをこの咄嗟の時に考えている間に2個目の球もグワンと口から入ってきて喉を無理やり通ろうとします。体感的に言うと、喉が狭いので球のスピードがやや落ちながらも喉を押し広げながら無理やりヨイショという感じで通ってしまう感じです。お餅を喉に詰めた時のような感覚に似ているかもしれません。(お餅 喉に詰めたことないけど。。。)

入っちゃった!!球が、球が、入っちゃった!!お腹に2個もーーー!!!
「えらいこっちゃ!」と思いながら人混みの中 姉を目で必死に追います。
手水舎を抜けた向こう側に姉の姿を発見!!
必死で駆け寄って、「今、今、今、あそこの銅像の波の上にある金の球が私の中に入った。この狭い喉を通ってだよー!に、に、2個も入ったぁぁ😢」
と訳の分からない出来事に、思いつくまま姉に訴えかけていました。
姉は、えっ?そうなの??よかったね😊と普通に相槌を打ちます。
いやいやいや、頼むから、驚いて!!!もっと真面目に聞いて!!!
あの球って何? なんで私に入ったの? あれって何???

いったい何がどういう訳で起きたのか全く分からず、それを検証するため私たちは大国主大神の銅像のところに行ってみました。
説明書きを読みますと、波の上に乗っていた球は、大国主大神がまだ神さまになっていない修行中の頃、ある日突然日本海の荒波に乗ってやってきた「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」だそうです。
この魂たちのお蔭で、大国主大神は神として尊敬される知識や教養を身に着けて、「ムスビの大神」という神さまになったという物語が、銅像として表現され、それが寄進されたそうです。

ふむふむ。
私の喉を通って身体に入ってきたのは、幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)なのかもしれません。あの球(たま)は「魂(みたま)」と呼ぶものらしいことも分かったケド。。。でも、なんで私???

空海の口に明星(虚空蔵菩薩の化身)が飛び込んできて悟りを開いたという場面を観て、過去の出来事を思い出したのはいいけど・・・
大国主大神もこの「魂」を受け取って「ムスビの大神」になられているというのに、今の私、こんなんでスミマセ‐ン ヾ(。>﹏<。)ノ
神さまの世界で大いなる間違いがあったのかも鴨カモ。。。笑

ただ、おかげさまで私は幸せに生きています。
毎瞬毎瞬が濃厚で、ありがたいほどの奇跡の連続の中を生きています。
この物語を締めくくるにはどうしても私の軟弱さが目立つけど、でも、たぶん誰よりも私は幸せの中に在ります💖

いつも話にオチがなくて申し訳ないので、お詫びに大国主大神の銅像の写真を貼っておきますね~✨

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