「私たち」「夢の中泳いだ」をリリースしました
2023/07/6、「私たち」c/w 「夢の中泳いだ」(ともに作詞作曲:藤木和人)をkerokerokero recordsからデジタルリリース致しましたのでお知らせ致します。
略歴
作編曲パフォーマー。80年代に展示映像の音楽からスタートして90年代に東京パフォーマンスドールの制作に参加、PSなどのゲーム、「マッスルミュージカル(横浜・渋谷・ラスベガス)」やサンリオピューロランドメルヘンシアター「ビバエステ・デ・ピューロ」などの音楽監督、ベネッセ「こどもちゃれんじ」など幼児教育分野での作曲演奏などを多数、エンジニア/サウンドプロデューサーとしてtoitoitoiはじめ音楽家との繋がりも深い。長野県須坂市生まれビクタースタジオ卒、LV60。
曲名が小さな映画のタイトルに!
編集とミックスを担当した映画のエンドロールに僕が勝手「私たち」を貼っておいたんです。去年ワークショップで出かけた先で制作した映画なんですが、そうしたら監督が気にいってくれてちょうど迷っていた映画のタイトルを「we are」に変えられたので、それならって感じで、これがリリースのタイミングを作った感じです。
25年寝かせた楽曲だけど案外いいんじゃないか
僕は今年還暦なんですがこの曲は自分が30代の後半に作詞作曲した曲で、25年とか昔に何を考えていたのかと思うと恥ずかしいです。元々は石塚真美さんという今大活躍なピアニスト・バンマス・シンガー・プロデューサーがいるのですが彼女とのユニットのなかで生まれたものです。今読んでみると「私たち」では案外諸行無常的な、いつか無くなってしまううことや、忘却してしまうことへの空虚感を思っていたようで、いい思い出も大好きな友だちの声もどこかに行っちゃうわけ?そうなの?みたいな、そんな思いはいまも全然変わらなくて驚きました。「夢の中泳いだ」は暗い歌詞ですよね、好きな人を思う私の気持ちなんだと思いますが「私たち」と2曲並べて聴くことで「私」が求めていることはもっと本質的な私だったり学びや熟考やその先にある悟り感や祈りの対象に思えてきたりもします。よくないことや辛さやが浮き出ち、また自身で考えて探すことをサボり気味になってるんじゃないかとか思うこの頃というのもあってこの2曲がいいかなって思いました。
シンプルな曲を作りたかった
曲を作った頃は巨大な構成の楽曲、たとえば<A-A-B-サビ-A-B-サビ-大サビ-落ちサビ-サビ>みたいなものに飽きていてた時期で、今回のカップリングの「夢の中泳いだ」もどちらもAとBしかない作りになっています。そこは洋楽っぽいかもしれないしあるいは70年代歌謡に近いかもしれません。なんとなく聴きやすくないですか?
制作・レコーディングの方法
オケは僕が川崎の自宅スタジオでベーシックを組み、ドラマーの高橋洋佑くんと、ベースの須藤日光くんが都内でそれぞれのトラックを作って送ってくれました。2人はそれぞれにtoitoitoiのバックバンドメンバーとして出会っていますが2人ともプロデューサー志向が強く数年前にスタジオワークのワークショップ的な制作を数曲やってきた経緯もあり僕は全面的に信頼することができます。信頼できるので高橋くんのドラムはバラではなく2chミックスでもらっていますし須藤くんのベースはノンEQです。
歌とコーラス
フィーチャリングで歌ってくれている「よりこ」さんは佐世保市のシンガーソングライターで20年近く前に一緒に市民ミュージカルを作った仲間です。
カラオケトラックと僕の下手くそなガイドコーラスとスケッチの譜面を送って佐世保の自宅で録って送ってもらいました。彼女にはコーラスワークも含めテクニックもあるけど歌の合間に見せてくるメンタルというか気持ちのシワみたいなものがとても良いんです。
興味深い未来を作りたい活動がアーティストと繋がる
先程リリースのタイミングをくれた映画の話をしました。長崎の佐世保にある税理士法人ウィズランという会社が社員研修的に演劇を取り入れたり脚本を書いたり社歌のようなものを作ったそれを映画やミュージックビデオに落とし込むようなことをしています。代表の木竹氏は「クリエイティブが興味深い未来を作る」と言っていて2022年には自社の駐車場を劇場(ライブハウス)に改築して地域の表現者とともにクリエイティブが地元に染み込むような活動をしています。
音楽が必要な場を育てたりそこに尽くしたりしたい
音楽家としては、音楽が売れればそれはいいことですが、音楽が必要とされるような場があることが一番嬉しくて、そういうところとしっかりとイチャイチャして行きたいとおもいます。
ここまで話題にした個人や会社みなさんにとても感謝しています。またそれぞれや私へのご連絡がございましたら検索、twitter、インスタなどで大体可能です。何卒宜しくお願いします。
追伸:こんな私が「朗読劇であそぶワークショップ」というのを川崎市の溝の口あたりで開催していて中学生から80歳過ぎまでで遊んでいます。
インスタあたりで検索お願いします。
ご精読ありがとうございました。
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