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竹内亮さんのドキュメンタリーが素晴らしい

竹内亮さん(南京在住)のドキュメンタリー動画をご紹介します。日本人である竹内さんが取材し、中国でも大反響を呼んだ動画です。

公開1日で約1万シェア、約2万いいね、閲覧数が1200万回を突破。中国外交部の記者会見で取り上げられ、名指しで作品内容を評価されてます。ウェイボーの热搜(ホットキーワード)でも、全国2位に。

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33分ありますが、見応えたっぷりです。見る人によって色んな感想があると思いますので、詳細は書きません。ポイントはこの2点。

<動画のポイント>

✅中国人の団結力と努力
✅Covid-19下で躍動する企業

「分断・差別・人権問題で政情不安が取り巻く国」と言えば、皆さんはどの国のことだと思いますか?ドキュメンタリーを見た後、中国に対する考え方・感情が変わるかもしれません。

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以前から書いてきたツァイニャオにも取材してます。

中国でCovid-19がパンデミック化しないことを、「中国共産党による厳しい管理監視体制」が理由だと考えている人がまだまだ多いと思います。このドキュメンタリーで明確に分かることは、中国では国民が一致団結し、国の政策を前向きに受け入れ、Covid-19という見えない敵に一丸となって戦いを挑む姿勢です。

この団結力こそが、今求められているものではないでしょうか。

民主主義がどうのとか、社会主義がどうのとか、そういうイデオロギー的な話にするべきではないと思っています。今中国から学ぶべきことは本当に多い。そういう意味で、竹内亮さんのドキュメンタリーはNHKでレギュラー化してもらっても良いほどです(しないな)。

この団結力が直結したレジリエンス=回復力・復元力が、中国経済に起きた真実です。

日本人が思っている中国像とは真逆で、中国人の多くは共産党体制を受け入れ、経済発展の中で豊かになろうとしています。決して不幸せではない。「ライブ・コマース?寒くない?」と言って冷めた日本人が多いかもしれませんが、中国ではChinese Dreamを追ってチャレンジする人たちが増えている。そしてそれを実現するプラットフォームが次々に社会に投じられる。

「今の日本に忘れられてしまった大切なもの」があると思わされます。

様々な習合を、勤勉さの中に取り入れ始めたら、中国の規模経済に勝てる国はありません。そして、既にそれが始まっている。経済覇権を握るというのは大げさではなく、浮沈はあるにせよ、住む世界が変わってしまうほどの革新が起きるでしょう。

日本から近くて遠い国、中国。もっともっと学ぶべき国です。それに抗う、旧時代のイデオロギー。もしかしたら変わるべきなのは、私たちのほうなのかもしれません。

竹内さん、いつもありがとうございます。本当に素晴らしい動画だったので、勝手に引用させて頂きました。南京という地は、日本人にとっても中国人にとっても特別です。余談ですが、私の故郷の部隊も、あの事件に関与していました。しかし過去のことよりも、大事なものは未来に向けて前向きな行動を起こしていくことであって、いがみ合ったり脅迫・恐喝したり、ということではないと信じています。

本日もお読み頂きありがとうございました。

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