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The Fortune Global 500で中国が米国を上回る

<<<The Big Story is>>>
for the first time, there are more Fortune Global 500 companies based in Mainland China and Hong Kong than in the U.S.–124 vs. 121. Add in Taiwan’s companies, and the Greater China total jumps to 133.
史上初めて、Fortune Global500社の中で、香港を含む中国の企業数がアメリカの企業数を超えたー124社 vs 121社。台湾の企業も含めると中国は合計133社となる。

アメリカが中国から香港と台湾を分離・独立させたい理由の1つです。そうすれば、まだアメリカは1位の経済大国でいられます。

自由にさせてきた香港から自由を奪うメリットが中国に全く無いこと、国家安全法はアメリカと結託して暴動を扇動する人を取り締まることのみの法律と捉えて良いこと、この2点だけ知っていれば良いと思います。香港は変わらない。

変わると思っているのは、アメリカ・イギリスのプロパガンダです。

アメリカのアザー厚生長官が台湾の蔡英文総統と会談した今月10日、アザーは蔡のことを「President Si(習近平国家主席)」と呼び間違え、誰と話しているかも理解していない程度の力の入れようです。原稿読んでるのに間違えるって、もうダメ過ぎます。一体、誰と何をしに台湾まで来たのか。

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日本はアメリカの同盟国なので、アメリカ寄りの報道がまだ多いと思いますが、これで実態経済では中国がアメリカを追い抜くのが確定しました。あとは以前書いた通り、金融市場の開放と通貨の流動性ですね。まだ時間がかかると思います。

日本企業では、ソフトバンクと日産が脱落。今後、日本の企業数がFortune Global500において増える可能性は、ほぼ無いと思います。でも、それが悪いことかというと、そうではありません。

Fotune500社は下記から見れます。

日本の政治家・経営者が最も危惧しなければならないことは、中国が内需拡大路線を決定したことです。今のまま、アメリカの同盟国として中国との付き合い方をアメリカ寄りにしてしまうと、「中国内需獲得マーケット」が閉じられます。

日本は出しゃばらず、内政干渉には断固として加担せず、尖閣問題は棚上げして、雇用と経済を優先させるバランス感覚が求められますね。日本特有の「曖昧さ」は実は武器です。白黒ハッキリさせなくて良い。ハッキリさせようとするから、衝突し牽制し合うのです。

曖昧は良い言葉です。

※余談※

どちら寄りでもない、バランス感覚のある情報ソースにアクセスして、今後の見通しや投資環境などを判断する時に、やはり英語・中国語の情報ソースは必須になってくると思います。日本語の情報はどのニュースサイトを見ても通り一遍で偏り過ぎてます。

私は英語が分かるので読むのに苦労しませんが、外国語が苦手という方はDeepLというサイト・PCアプリを使ってみてはいかがでしょうか。かなり精度は良いと思います。

Windows PC用のアプリは、翻訳したい文章をCtrl+Cでコピー、もう一度そのままCtrl+Cを押すと、勝手にDeepLが立ち上がって翻訳を開始してくれます。使い勝手も素晴らしい。

ちなみに、事業においても投資においても、感情移入せずに冷静に判断するために、多種多様な情報ソースを俯瞰で見れる習慣はとても重要です。

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