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爆弾はあるのか|中国・恒大集団

2020年8月20日以降、中国の規制当局は国内12のデベロッパーに対して新たな融資規制を課しました。

デベロッパーの銀行借入に制限を設ける「3つのレッドライン」政策です。つまり、「健全な財務を逸脱した不動産の建て過ぎはダメですよ」ということです。

<3つのレッドライン>
✅負債資産比率(プリセール物件を除く)は70%以下
✅賞味資本は負債の100%以上
✅短期借入金は現金保有額と同額まで

Source:https://asia.nikkei.com/Spotlight/Caixin/Li-Ka-shing-plans-to-sell-more-mainland-assets

この引き締めがなされた中で、中国・恒大集団(Evergrande)に関する内部情報がヤバい!と大騒ぎになっています。

今年6月末時点で、恒大集団(Evergrande)グループの有利子負債残高が8,355億元(約13兆円)に達し、400以上の金融機関が関与している。返済が滞ると、金融システムに甚大なリスクを生じる可能性がある。

恒大集団が不動産を30%引きでセールを開始したこともあり(2020年9月6日)、投資家の間では「キャッシュ回収を急いでる」「莫大な債務情報は信頼できる情報なのでは…」という噂が広がっています。

同社は「既に根も葉もない噂話」ということで、当局に通報したようです。

私も原文ソースを探してみたのですが、ネット上ではそれらしきものがまだ見つかっていません。もし情報が本当であれば、新たな金融クラッシュ(不動産バブル崩壊)があるかもしれません。

中国株の爆買いも、ちょっと様子見が必要ですね。何か分かればUpdateします。

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