立秋
暦の上では秋になります。
暑さが頂点を迎え、秋の気配が見える頃です。
秋の涼しい風が吹き始め、ヒグラシが鳴き、森や水辺に深い霧が立ち込める頃。
立秋からの暑さを残暑といい、この日を境に暑中見舞いから残暑見舞いに変わります。
37侯 季節の言の葉
涼風至
夏の暑い風から、秋の涼しい風に変わり始める頃。
まだまだ暑さは続きますが、少しずつ秋の気配が感じられます。
夕方に聞こえる虫達の声も秋の虫達の声に代わっていきます。
季節の食材:ゴーヤ
熟してオレンジ色になる前の未熟果を食する
苦味成分《モモルディシン》が胃液の成分を促すため夏バテ解消によい。
季節の料理:ゴーヤの浅漬け
第38侯 季節の言の葉
寒蝉鳴く
《カナカナ》とまるで夏の終わりを惜しむなのように鳴くひぐらしが鳴く頃。
ひぐらしは秋の季語にもなっており、朝夕に優しくほんの少し切なさを感じさせる声で鳴きます。
季節の食材:冬瓜
95%が水分。カリウムを多く含み体を冷まし、ナトリウムを排出。
貯蔵性が高く、冬まで長持ちすることで命名された。
季節の料理:冬瓜の冷やし塩煮
第39侯 季節の言の葉
蒙き霧升降
ふかききりまとう
深い霧が立ち込める頃。
幻想的な風景を作り出し、周りを包みます。
霧と霞は同じような現象で、俳句の季語では秋は霧で、春は霞とされています。
季節の食材:ひらまさ・ひらす
ぶり、カンパチと共に御三家の青背魚。
味の良さや取れるか数が少ないため、この中で最高峰と謳われる。
季節の料理:ヒラマサのさっぱり塩タルタル他。
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