グレーストゥル(チロル風肉じゃが)

某コミックで出ていたものを会社の女の子に「再現できますか?」と言われて試作したら実に美味かった一皿。

チロル地方は北イタリア国境付近にあるオーストリアの州の1つでドイツ文化の影響が大きく、イタリア側でもドイツ語が使われている。

この料理も現地では「Tiroler Gröustl」の名前で普通の家庭料理として食べられているそうだが、洋の東西を問わずじゃがいもと牛肉は相性がいい、ということで。

[材料](4人前)

・牛肉切り落とし 250g
・玉ねぎ 1個
・じゃがいも 4個
・オリーブオイル 大さじ2杯
・バター 20g
・オリーブオイル 大さじ2杯
・にんにく 1かけ
・ローリエの葉 1枚
・コンソメスープ 300cc
・レモンの皮 1/4個分
・イタリアンパセリ 適量
・塩コショウ 適量

[下準備]

○じゃがいもは塩(分量外)を加えた水で下茹でにする。柔らかくなったら皮を剥き、1cm程度の厚さに切る。
○牛肉は一口大に、玉ねぎは薄切りにする。
○にんにくは潰して粗みじん切りにする。
○イタリアンパセリは細かくみじん切りにする

[作り方]

1.フライパンにオリーブオイルを入れて加熱し、オイルが温まったらバターを入れ溶かす。(バター単体では焦げるため予めオイルを温めておく)
2.じゃがいもを入れて焼き色がつくまで炒め、塩コショウを加え一旦取り出す。
3.にんにくを加え香りを出し、牛肉、玉ねぎを炒める。
4.取り出しておいたじゃがいもを戻し、ローリエの葉を加え、全体を炒め合わせる。
5.コンソメスープを2/3加え、沸騰したら中弱火で煮る。水分が飛んだら残りのコンソメスープを加えて加熱し、塩こしょうで味を整える。
6.レモンの皮をおろし金で擦りおろしたもの、イタリアンパセリを振りかけて仕上げる。

本場チロルではベーコンなどを使い、水分が飛ぶまで煮詰めるようだが、日本の肉じゃが風に汁気を残したほうが個人的には好み。