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放射線技師を極めるために病院を退職し、起業した3つの理由


2020年01月23日にContrea株式会社を創業しました。
起業間もない今の気持ちを留めておこうと思います。
2020年の新しい時代に、0,1,2,3と着実に成長したいという思いを込めてこの日にしました!

数年後見返したら、青臭いなと思うのか、順調に行ってるぞと励ましてくれるのか、甘いぞと詰められるのか…。
数年後に答え合わせをしましょう。

では早速思いの丈を連ねていきます。

起業した3つの理由

1.  診療放射線技師を極めるため
2. 医療に関わる全ての人に安心を届けたい
3. 後世への最大遺物ってなんだろ


1. 診療放射線技師を極めるため

診療放射線技師を極めるために、病院を退職しました。
矛盾して...ないんです。

診療放射線技師はレントゲンやCT,MRI,PETを始めとした医用画像の提供や、放射線治療やIVRなど治療の補助を行うことを生業としています。

しかし、僕の放射線技師の仕事の定義は少し違います。
放射線技師は『テクノロジーで患者さんと医療従事者を繋ぐ仕事』だと思っています。

患者さん→医師を医用画像によって繋ぐことは一般的な放射線技師の役割ですし、チーム医療の中で大事なピースのひとつです。

しかし、これだけでは不十分であり、医師→患者さんをテクノロジーで繋ぐのも放射線技師の仕事ではないかと疑問に思ったのが起業の始まりです。


医療情報は専門性が高く、医師・医療従事者と患者さんの間には情報の非対称性が存在します。
癌などの専門性が高い病気では噛み砕いて説明しても、患者さんが100%理解するのは至難の技です。

この情報の非対称性をテクノロジーで解決する役割こそ放射線技師だと思っています。

そのためにVirtual Reality (VR) を用いた研究をしたりしましたが、新たな挑戦をするには病院という古い体制の空間では難しかった。
僕は僕が思う放射線技師像を求め、病院の外に出ることになりました。


2.  医療に関わる全ての人に安心を届けたい

医療業界を改めて見つめ直すと、誰も悪くないのにみんなに負担がかかっていて、歪んでるな〜と思いました。

例えば
・患者さん:情報の非対称性、入院してから手術説明、待ち時間の長さ
・医師:責任感によるマンパワーに依存、長時間労働は常態化、訴訟のリスクヘッジとして賠償保険に入ってる(患者さんのために身を粉にして働いてるのに一種の不安と共に働いてることへの違和感)

病院内の当たり前の光景は、違和感が沢山の空間だと再認識します。


患者さんやそのご家族が安心・納得して治療を受けることの重要性は言わずもがなです。
しかし、医療に関わるのは患者さんだけじゃない。
患者家族や、医師、看護師、放射線技師、理学・作業療法師、薬剤師、栄養士を始めとした医療従事者や行政も医療に関わっています。


日本の医療は医師の大きな負担の上に成り立っており、どげんかせんといかんと放射線技師として働きながら強く感じていました。

医療の中で「安心」と言うと患者さんに意識が向かいがちですが、医療従事者だって安心して働く環境が必要です。

ですので、ファーストプロダクトでは、2つの安心を実現したいと思います。
・がんと宣告された患者さんや家族が医師との対話により、納得・安心して治療を開始できるように。
・主治医が患者さんの意思決定により注力し、かつ時間短縮できるように。


3.  後世への最大遺物ってなんだろ

一種の使命感を持っている一方、シンプルに新しい挑戦ってワクワクしますよね!

ゴールだけ光り輝いている中、道中は微かな灯りと破れた地図を片手に、自分たちの手で切り拓いていくのはスタートアップならではで、僕は武者震いする質です。


確かに、病院で働き、目の前の患者さんの画像提供にベストを尽くすことも重要です。
しかし、起業により医療情報の処方という新しい医療のスタンダードを作ることで、数万、数千万、数億人の医療に関わる方達の人生に少しでも貢献できるかもしれない。

一人では到底できないようなことを、今一緒にやってくれている仲間や、まだ見ぬ将来の仲間たちと成し遂げていくことを妄想するとワクワクしないわけがないです。


とは言え、そんな甘くもなく、一事が万事、潰れる可能だってあります。

本当にやりきれるのか自分の強みを振り返ると、挑戦心、粘り強い・執着心、そして仲間に恵まれることだなと思いました。
この3つの強みがあれば、病院で65歳までCTを撮り続けるより、リスクを受け入れ挑戦する方が世界に貢献できると思ったのが3つ目の理由です。


内村鑑三の言葉を少し借りるなら、僕の「後世への最大遺物」の道は起業という道でした。
自分がなにを残せるのか、最大にするにはどうしたら良いのか真摯に向き合いながら成長出来ればと思います。


僕の気持ちの吐き出しにお付き合い頂き、ここまで読んでくださった方は相当変わり者だと思います(笑)
気が合うかもしれないので、是非、Twitterにご連絡ください!

Twitter : @kazu_bou21
https://twitter.com/kazu_bou21?s=09
DM開放してるのでお気軽にご連絡ください!


また、医療に関わる全ての人に安心を届ける仲間を募集してます!
特にエンジニア(フロント・バックエンド)、アニメーター、ビデオグラフィック、コーポレート各部門、営業、カスタマーサクセス、データサイエンティスト…全方位探してます!

自分一人では成し遂げられないですし、弱いところが沢山あるからこそ、みなさんの力が必要ですし、貸してください。
「医療にかかわる全ての人に安心を。」届けるミッションを一緒に達成しましょう!

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