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マスクの下で髭を伸ばしてみよう

マスク、もうウンザリしませんか?
これからの暑さの厳しい季節も、この鬱陶しいマスクをし続けなければなりません。

ところで、僕は二つの仕事をしています。
一つは、窓口接客業。
もう一つはパントマイム講師。

二つ目の仕事は、多くの方が?と思われることと思いますが、世の中にはひっそりとこのような需要があるのです。

こんなご時世ですから、パントマイム講師の仕事中も常にマスク着用、ソーシャルディスタンスに配慮しながら行うので、通常時よりも気を使うことも多く、以前と比べてやはり疲れます。
ただでさえ、30人前後のいろんな個性の生徒達と向き合うので、中々大変です。(と同時にそこが楽しくもあります。)

パントマイムの動きを喋りながら説明していると、軽い酸欠状態になります。ハアハアと呼吸が乱れて、こりゃあまた舞台に立つのは無理じゃねえかなあと、少し悲しくなるものです。

いやはやマスクなしで、伸び伸び自由に呼吸出来た頃が恋しいです。

この常時マスク着用義務化というフラストレーションを、あくまで健全かつ合法な方法で、それでいて刺激的なドキドキするやり方で憂さを晴らすことはできまいかと、ある日僕は風呂の中で考えていました。

そうだ髭だ、文豪みたいな髭を生やしてやろう

と思いつきました。夏目漱石さんのような立派な鼻の下の髭を。

前述した僕の一つ目の仕事は、お堅い仕事なので、それなりに品行方正な身なりが求められるので、夏目漱石さんのような髭はNGです。

でも今はマスクの着用が義務化されているので、秘密裏に髭を生やしても、恐らくは直ぐには気付かれないでしょう。いつか一度夏目漱石さんのような髭を蓄えてみたいと思っていたので、そのチャンスは今なのかもしれません。

不条理に突如訪れた常時マスク着用義務化という息苦しさに対して、僕のささやかな、個人的なレジスタンス活動が今日から始まります。

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