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レビュー#14 83歳のやさしいスパイ

『007』、『ミッション・インポッシブル』、『キングスマン』…。映画の歴史でスパイを題材にした名作は数多くあれど、しかし、それとはまったく違うアクションとは無縁の、世界でいちばん“やさしい”スパイ映画が誕生した。主人公は83歳の素人男性セルヒオ。しかし、映画ではこのセルヒオが驚くべき活躍を見せる。携帯電話の扱いひとつさえ不慣れなセルヒオが、眼鏡型の隠しカメラを駆使し、暗号を使って潜入捜査を繰り広げる様子に視聴者はハラハラしっぱなし。老人ホームのある入居者が虐待されているとの疑惑があり、そのターゲットの様子を密かに克明に報告することが彼のミッションだ。妻を亡くした悲しみの中にある彼は、傷ついている人をほおっておけない心優しい性格で、調査を行うかたわら、いつしか悩み多き入居者たちの良き相談相手となってしまう…。
1時間29分 チリ 2021年

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邦題「やさしいスパイ」でいいんだろうか。スパイというより「シルバーセンターに派遣されたシルバー探偵員」という感じ。
おそらく、脚本有シーンと、ドキュメンタリーシーンを分けて撮影しているんだろう。

と思いながら、観たのですが、当然、アクションも〇ろしあい、リベンジもない。やっぱり優しい。

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