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レビュー#12 みとりし

定年間際のビジネスマン柴久生は交通事故で娘を亡くし、自殺を図ろうとしていた。そんな彼の耳に聞こえた「生きろ」の声。その声は柴の友人・川島の最期の時の声だと、川島の看取り士だった女性から聞かされる。それから5年後、岡山・備中高梁で看取り士としてのセカンドライフを送る柴は、9歳の時に母を亡くした新人・高村みのりたちとともに、最期の時を迎える人びとを温かく支えていく。
110分  日本 2019年

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法人が税金を使って、緩く作った小劇場風映画かと思ったら、見ごたえがあります。
一般社団法人日本看取り士会の会長を務める柴田久美子の著書『私は、看取り士』が原案で、柴田がさんがガン告知を受け、27年間の看取り士としての集大成をしようと決意したことがきっかけで、旧知の仲の榎戸さんが協力したそうです。
低予算で作られたからだと思いますが、キャストは主演の榎戸さん、医師役の斎藤さん以外は劇団員、地元の方々、法人職員が多数です。
おそらく、実話だろうエピソードを駆け足で描いていますが、特に魔法使いエピソードは泣けました。

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