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「留学」は人を騙す魔法の言葉。

で〜しです。今はアメリカに留学しています。
みなさんは「留学」というワードを見たときにどう感じるでしょうか。

・英語を話せるなんてすごい!

・自分は行けたくても行けないからすごい!

・留学にチャレンジする頭の良さがあるからすごい!

・海外に行って成し遂げたいことがありそうですごい! などなど、、


マイナスなイメージよりも「すごい!」という印象がほとんどじゃないかなーと。ぼくもそう思っていました。

ただ、実際に留学してみると想像していたよりもギャップが大きかったので紹介していきます。


ちなみに、ぼくが留学をしようと思った理由は

・日本の大学に面白さを感じていなかったから
・環境を全部変えたら自分はどう変化するのか知りたかった
・日本人以外の思考回路を覗いて見たかったから

です。ただ、上2つは留学前にTwitterを始めたことで答えが見つかっていたので実質思考回路を覗くという一点の理由で渡米してきたことになります。

多分大半の人は「そんな理由で・・・?」と感じるかと思いますがぼくのストレングスファインダーの最上位にあるのは個別化という資質でして、他人のパーソナルな部分や思考を知ることに興味がめちゃくちゃあります。なので、新しいタイプの人に出会えるというだけでも十分すぎる価値があるんです。

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実際に現地で過ごしてみてどうだったか?

結論からいうと「文化的な考え方価値観の違いはあるものの、アメリカ人と日本人の本質はほとんど変わらない」です。

ぼくは昔から海外に興味があったわけではなく、海外は去年に2週間フランス留学して以来二回目です。なので、最初の一ヶ月くらいは生活の全部が新鮮でした。初めてルームシェアをしたり、噂通りバーガーとピザのお店ばっかりだったり、エゲツない大きさのジムに圧倒されたり、学内を一輪車で移動する人がいたり、信号のボタンなくて渡れなかったり、薬局がコーナンくらい品揃えあったり、授業の発言が積極的でビビりまくったり、見たことない動物が道路歩いてたり、学内の本屋にアップルストアあったり、大学にdowntownがあったり、ルパン三世をアップルの発表会ばりの盛り上がりで見たり、知らない人にも挨拶をしたり、大概のイスが浅くて座りづらかったり、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。

また、一番自信のなかった英語も現地の国際交流や日本に興味がある友だちが教えてくれるし、「すごい上手だよ!!」と褒めてくれてくれるので本当の実力はともかく自信を持って会話をすることができています。そのおかげもあって割と早い段階で友だちを作ることができ、どんな考え方してるのか、どんな生活習慣なのか、どんな勉強法をしているのか、どんなことに重点を置いているのか、どんな感情表現をするのかがだんだん分かってきたんです。

そうして海外の人の考え方を知って気がついたのが、割と日本人と似ているということでした。授業の受け方もそうだし、普段の生活リズムから遊びの程度まで多少の手段が違うだけで日本となんら代わりがありませんでした。

これはおそらく日本人特有の思考なのですが「英語を喋れる人=頭がいい」という構図が無意識に形成されていたみたいです。
日本は島国で他の国と比べても特殊な文化を持っています。特に言語に置いては隣接する国もないことから世界でも孤立している状態です。なので、言葉に堪能な人に対しては「頭いいフィルター」がかかってしまうのではないかと。正直もっと革新的に違う発想があると考えていたのでちょっとびっくりしました。百聞は一見に如かずって本当に的を得た言葉ですね。。


そういったことから、最初に書いた留学のイメージはほとんどが覆されてしまいます。例えば、英語を話せるなんてすごい!について。留学している人で英語ペラペラの人はほぼいないですし、完璧に話せなくても全然大丈夫です。最低限の会話ならすることができます。ただ、深いコミュニケーションは難しいので、個人的には将来的に英語を活用したい人ほど事前に日本で喋れるようになってから留学した方がいいように思います。ネイティブの環境に行くことは英語を0→1にするよりかは100→1000にするのが適しているんじゃないかと。

ちょっと疲れてきたので、後半はざっくりまとめてみました。

反省点
→自分の環境は変わったが「留学のおかげ」で変化したものは今のところない。原因は自分がどう変化したいのかを決めていなかったから。ぼくは英語を学ぶ目的ではなく思考回路を覗くという目的できているため、明確な目標やゴールが見えていなかった。自分の時間を過ごすことが多い。「留学」という事柄を自分の成長と関連づけるのは難しい。

これから
→逆に、今を変えられるのは環境とか他人とかじゃなくて、自分しかいないことを認識できた。自分と向き合い直すきっかけになっている。自分にとっては「留学」の価値はそこまで高くないが、日本にいるこれから海外に飛び立ちたいと考えている人にとっては価値が高い。日本ではオワコンといわれている企画が「海外」という付加価値をつけるだけで化ける可能性もあるんじゃないかと。発信活動への注力が今後の動きになりそう。


はい。久しぶりに文章を書いて疲れました 。このnoteを書いたのは過去のnoteを見てくれた同じ留学生が人が「いいね」と言ってくれたからです。ただの自己満足だと思っていた今までのぼくの活動に面白さを感じてくれる人いるって素敵なことだなーと。

幸い周りの人は面白い人が多いので、なんか面白いものを作れる気がします。せっかくならみんなの記憶に残る「変なやつ」でありたいな。


100%ラーメンに変化します。