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やめるときに大事なのは、納得できるかどうか

今日は、昨晩に見た2019年M-1グランプリのアナザーストーリーで感じたことを記事にしようと思います。


2019年のM-1グランプリは、ミルクボーイが圧倒的な面白さで優勝した一方、かまいたちはM-1にチャレンジできる最後の年であったり、ぺこぱのような新しい漫才の台頭があったりと、たくさんのドラマが詰まった大会だったそうです。

その中でも一番印象的だったのは最後の年に賭けるかまいたちでした。


M-1グランプリの参加資格は、結成から15年以内。

かまいたちは2019年が結成15年目で、2020年以降は出場資格はありません。そのため、2019年が最後のチャレンジだったそうです。

しかし、かまいたちは2018年のM-1グランプリで決勝戦の第1ラウンドで回5位敗退(ファイナルラウンドに進めるのは上位3組)になったとき、2019年の挑戦をやめようと考えていたそうです。


それまでの経歴でも十分に知名度があり、「売れている」芸人となっていたかまいたちの2人が、全力で挑んで敗退した2018年のM-1。

やり尽くしたので、翌年(2019年)のチャレンジに意味を感じなくなっていたとか。


それでも結果的に2人は2019年のM-1に最後のチャレンジをします。その理由は

「納得いかなかったから」


知名度からして、芸人としての仕事は十分にあった。

M-1の舞台に全力で挑んでやり尽くしもした。

そこでチャレンジをやめてもよかった。

しかし「優勝にチャレンジできる最後の1年が残っているのに、ここで身を引くことに納得できなかった」と劇中で話していました。


「納得できなかった」「やめるなら納得してやめたい」というこのエピソードは、私にはとても印象深いものでした。


スポーツや仕事、または様々なことに対して、頑張っているときによく聞くのは

・何かにチャレンジしたら最後までやり切れ

・簡単に諦めるな

・達成してからやめろ

 といった類の言葉です。

これ自体は悪いことではないですが、では一度手がけたことを手放すのはいけないことなのか? とも思います。


今回のかまいたちの2人の話は、私にとって、この疑問に対する明確な回答でした。


やめてもいい、諦めてもいい、しかしその選択に自分で納得ができるのか?


誰かが言ったから

周りが何か言っているから

自信がなくなった・不安だから

 チャレンジをやめるときの理由は十人十色だと思いますが、その選択をすることで、その後の人生・時間に対して自分が納得できるのか?

納得できるならやめていい

しかし、本当は手に入れたいものがある・成し遂げたいことがあるのならば、石にかじりついてでも手を離してはいけないと思います。


決められるのは自分だけです。

誰かに言わらたから、周りが言っていたから、といった理由でやめるのであれば、手放した時は楽になりますが、後から本当によかったのかと後悔するのではないでしょうか。

誰かに決めてもらった理由では、自分が納得することはできません。


人生において、どの道を進むのか、どんな生き方をするのか、どんな自分になるのか、逆にどの道を進まないのか、何を手放すのか、しっかりと自分で決めて、納得できるものにしたいですね。

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