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精神科看護師。病気はセオリー通りでは分からない。

精神科病院で看護師をしています。

今日は1人の患者さんの肺炎で総合病院に転院したのですが、まさかの肺炎でした。

3日前から38℃台の発熱があり、熱は36〜38℃を上がり下がりを繰り返していました。

右下腹部の痛みがあり、医師は虫垂炎(盲腸)を疑って院外受診したのでした。

しかし、検査の結果は肺炎!

患者さん本人は熱があってもやたら元気で、頻回に詰所に遊びにきていました。

よく話すし痛みで苦しい表情もない。
咳などの風邪症状もまったくない。

まさか肺炎とは・・

精神科の患者さんは精神薬の影響もあって、痛みに鈍感なところがあります。

また、痛みがあっても言葉でうまく表現できなかったり、話を聞くたびに毎回違うことを話されます。

精神科の看護師としては、その患者さんの普段からの言動に注意して観察を行わなければなりません。

発熱が続いていたので、何かしら内科的な病気があるだろうとは思っていましたが

まさか肺炎とは・・誰しも予測していない検査結果に驚きです。

こういうことがあるから、精神科の看護師は観察する目を養わなければいけないと思いますし、内科的な病気に対する知識も深めておかなければならないと感じます。

今日の症例は看護師としてとても勉強になる出来事でした。

現在僕は、通信制の看護学校で、准看→正看護師を目指して勉強しています。

勉強して、しっかりとした知識を持った上で病気に気付く目を養っていこうと思ったのでした。

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