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お盆になると手紙が届くようになった。県外にいる親戚から「お墓をよろしくお願いします」というもの。

親戚のお墓

大阪に住む叔母がいるのだが、亡くなったご主人のお墓が鳥取にある。帰って来るだけで、大変なのでお盆前には親戚のお墓も一緒に掃除するように子供の頃から祖母に教えられてきた。

近年は高齢となり体力がなくなってきたこともあるだろう、あまり帰省されることがなくなった。
特にコロナが始まってからというもの大阪にいる叔母は帰省できず、お墓参りが出来ていない。

だから代わりに僕が掃除とお線香を立てている。

手紙

叔母が帰省出来なくなってから、お盆に手紙が届くようになった。

内容は、帰省できないこと。お墓を頼むということが書かれている。

手紙に書かれた文字を見ていると、歯痒い気持ちが伝わってくる。

昨年の手紙の中に叔母のご主人がお酒が大好きだったことから、お墓にビールをお供えして欲しいとあった。
しかし、今年はビールのことは書いてなかった。かわりに足を怪我して入院したとあった。

今は退院しているみたいだが、元気でいて欲しいと切に願う。

今年僕はすでにお墓参りを終えていたが、去年の手紙のことを覚えていたので親戚のお墓にはビールをお供えしてきていた。

手書きの良さ

叔母から手紙を受け取って、手書きの文字から伝わってくるものがあった。

文字を見ていると、どことなく必死に書いたものだろうなと感じた。昨年の手紙の文字より、少し元気がなく崩れている箇所もあったから、そう感じたのだと思う。

僕らは最近、手書きで文字を書くことが少なくなった。仕事の文章は当然のようにパソコンで打つ。

年賀状も最近は全てプリントするようになった。

だからか余計に手書きの手紙をもらって、感慨深いものがあった。

書かれた文字をみて、その人の性格などを占う人がいるが、ほんとに文字はその人を表している。

少し元気のなくなった叔母の手紙を見てそう感じた。

まとめ

僕自身も手紙を書くことはほぼない。唯一、年賀状だけは一言自分の言葉を手書きで書くようにしている。

それ以外は全てメールで済ませてしまう。

叔母の手紙から気付いた、手書きの良さ。

まずは、大阪の叔母に手紙を書くことにする。

気持ちを文字にして届けてます。


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