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週刊金融日記 第399号 ある程度金がある場合の子供の教育は中学受験か留学かの二択だ、米中通商協議どたんばで合意で日米株価は爆上げ、麻布十番のビストロと焼鳥から箱根の温泉まで、新養育費・婚姻費用算定表、他

// 週刊金融日記
// 2019年12月16日 第399号
// ある程度金がある場合の子供の教育は中学受験か留学かの二択だ
// 米中通商協議どたんばで合意で日米株価は爆上げ
// 麻布十番のビストロと焼鳥から箱根の温泉まで
// 新養育費・婚姻費用算定表
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 今週は日本にいます。最近、僕は日本にいないことが多く、なんか元妻の沢尻エリカさんがドラッグで逮捕された世界を飛び回るハイパーメディアクリエイターの高城剛さんみたいになってきました。
 さて、先週のTwitterでは美人上智大生が現役副大臣と愛人契約(今風にいえばパパ活)をしていた話でもちきりでした。パンパンやって一発当たり10万円という法外な値段をもらっており、交際は3年間に及び総額1000万円にもなっていたそうです。ネットでは高いだのボッタクリだの言われておりますし、たしかに、このメルマガでも過去に話題になった「相場」からすると高いのかもしれませんが、ふつうのおっさんじゃなくて、60代の金持ちのめちゃくちゃ地位あるおっさんというよりじいさんなので、まあ、そんなもんかもしれません。いや、別にこれに関して僕は何も言いませんが、そんなんだったら、少子高齢化で値段が吊り上がってる東京の調子こいた若い女ではなく、アジアにでも行けばいいのに、と思うんですが、日本人のおっさんは本当に語学ができないので、外国人の女性はぜんぜんダメ、という人が本当に多いんですよね。やはり語学の勉強はとても大切だと思いました。

●上智大生と“愛人契約”…自民・小里泰弘前農水副大臣 手切れ金をゆすられていた
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/12111700/

●その後の詳細記事
https://oricoma.com/entertainer/16524/

『週刊金融日記 第262号 日本の結婚市場が崩壊し若い女性は売春市場へ』
『週刊金融日記 第378号 日本人男性はまだアジアでモテるいまのうちにアジア進出すべき』
『週刊金融日記 第339号 恋愛工学的視点からアジアの移住先候補を考える 暫定版』
『週刊金融日記 第355号 Sクラスを簡単ゲットできるパパ活市場の実態』
『週刊金融日記 第364号 パパ活面接から契約までの流れテンプレ公開』
『週刊金融日記 第395号 マカオの風俗で一番高いのは日本人女でした』

 まあ、しかし、金持ちの年配の既婚男性とかが若い女を金で囲うなんて、ぜんぜんめずらしい話じゃなくて、古今東西、広く行われていることです。昔は、そのための場所が銀座のクラブとかだったんでしょうが(メルマガ読者の方は知っていると思いますが、僕はこういうその手の「お店」には疎いですし、これからもおそらくずっと疎いと思います)、それが時代が変わりアプリなんかに移行していった、と。
 それで、別れ際に相手の地位が高く、バレたら困ることを暗に使ってゆすり、値切られたことの腹いせに週刊誌に売るとか、もう完全に反社そのもので、やはりこれはその界隈の女子たちの間の「倫理」からも外れていたようです。同業のリアル知人の女子たちからもネットで横から撃たれまくっていました。やれやれ。
 しかし、上記のようなことは、このメルマガで言いたいことではありません。ポイントはそこではありません。ポイントは、彼のような聖人君子ポジションって辛いな、と。そこなんですね。だって、あんなんで揺すられちゃうんですから。いやぁ、聖人君子であることを期待され、その役割を演じて自分の地位を築いてきた人って、マジで脆いな、と。このメルマガの読者たちのように、ふだんから等身大の自分で生きていて、人生相談コーナーで何でも話し合えていたら、こんなんで絶対に揺すられないですよね。揺すられたら、すぐに警察のお世話になればいいですからね。大切なことなのでひとつ覚えておいてください。法令遵守の精神を徹底しているこのメルマガの読者にとって、警察はいつだって味方だということです。

 さて、先程書いたように語学が大切です。まあ、ポリコレ的に「語学」と言うんでしょうが、実質的には、語学=英語のことですね。英語といえば、Twitterで英語発音矯正アプリのELSAについてつぶやいたら、ちょっとバズっていました。

★僕は日本語なまりが抜けないんで、まあ、ELSAの点数はこんなもんですね。

 やはり日本人は点数が出るのが大好きですね。久々にけっこうやりこんだのですが、音声認識技術で発音の学習にどれだけでもつきあってくれるELSAはやはりいいアプリだな、と思った次第です。教育とテック分野の融合であるEdTechど真ん中ですね。
 無料部分だけでかなり遊べますが、英語学習者はひとつ買っておいてもいいアプリかと思います。以下のサイトで金融日記スペシャルディスカウントで買えます。

●ELSA Speak
https://www.elsaspeak.com/

●ELSA: Special Discount
https://www.elsaspeak.com/kinyuunikki

『週刊金融日記 第329号 英語学習のためのいまどきのツールを解説』
『週刊金融日記 第326号 グローバル資本主義を生き抜くための子供の英語教育 その1』
『週刊金融日記 第343号 グローバル資本主義を生き抜くための子供の英語教育 その2』

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。

- 今年のふるさと納税はどのようにすればいいでしょうか
- 新養育費・婚姻費用算定表が発表されます
- 医療保険くらいは入っておいた方がいいのではないでしょうか
- 稼ぐために必要なコンピュータやネットワークの知識とは何ですか
- 社内カフェで働いている女性を誘いたいです

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.ある程度金がある場合の子供の教育は中学受験か留学かの二択だ

 基本的にビジネスの計画は数ヶ月から1年ぐらい先を考える。ずっと持っている長期投資では1年から3年ぐらい先を見ることになる。しかし、少子化や地球温暖化みたいな、10年、20年、下手したら30年以上先の未来のことになると、あまりにも先過ぎて、株式市場もぜんぜん織り込まない。それがかなり確実に訪れる未来だとしても、だ。
 日本が少子社会になって久しいが、いまの日本のボリュームゾーンは40代・50代で、まだみんなバリバリ働いている。そして、生産に寄与しない子供も少ないのだから、いまの日本経済は良くも悪くもピンピンしているわけだ。日本が少子高齢化の本当の地獄を味わうのは、まだまだ先の話である。具体的には、10年、20年先だ。世界的に見れば、台頭が著しい中国経済も30年後ぐらいから少子高齢化に苦しむことになる。しかし、ビジネスや投資を考えるとき、30年先のことはどうでもいい。むしろ、そんな未来のことを考えているやつはバカである。世界経済については、米中の覇権争いのなかで、自分が上手くポジショニングしていくことをしばらくは考えていけばいい。
 また、少子化が必ずしも日本人の子供の未来に暗い影を落としているわけではない。少なくとも10年ぐらいの中期スパンで見ると、少子化は日本の子供に有利に働くし、実際すでにそうなっている。これまで投資されてきた塾や大学などの教育インフラは、少子化で供給過剰になっている。つまり、教育というサービスを受ける側の子供にとっては、安く良いサービスを受けられるわけだから、少子化の日本は素晴らしい子育て環境にあるわけだ。また、政府も少子化対策と称して、出産費用は無料、出産・育児休暇の間にも給料が出る、子供の医療費全額無料、公立なら高校までほぼ学費無料、公立小学校には学童というほぼ無料の放課後に子供を預かってくれる教室もあるし、と日本の子育て環境はいたれりつくせりといった感じだ。そして、いまや少子化で慢性的な労働者不足になっているので、就活は空前の売り手市場である。
 このメルマガ読者の年齢層からいえば、読者の子供は幼稚園や小学生ぐらいが多いだろう。こうした子供たちはしばらくは少子化の恩恵を受ける側である。しかし、彼ら彼女らがバリバリ働くようになる、つまり納税側に回る20年、30年先を考えると、たくさんの老人を少ない労働者で支えないといけないのだから、お先真っ暗という他ないのだ。そう考えると、小さい子供を抱える家庭にとって、子供が世界でも働けるように教育しておくことはたいへん重要になってくると思われる。とはいえ、特に変わったことをする必要はなく、市場から需要がある専門スキル、たとえば医師免許やエンジニアリングの高度な学位を持ちながら、さらに英語ができればいいわけだ。専門分野についてはこれまでと同じでいいのだが、問題は英語教育のほうだ。
 英語入試改革もすっかり頓挫してしまった。小学校での英語教育がはじまったが、いまは過渡期で、伝統的なトップティアの学校の中学入試にはまだ英語が取り入れられていない。それゆえにSAPIX、日能研、浜学園、四谷大塚などの大手中学受験塾のカリキュラムには、残念ながら英語が入っていない。僕は、大学入試の英語がTOEFLやIELTSになることは大変に素晴らしいことだと思っていたが、それは実現しなかった。そして、中学入試にも英語が入るはずだという僕の期待も裏切られそうである。嘘だと思うかもしれないが、とにかく日本人エリートが英語ができるようになることを何としても阻止したい、というのがおそらく民意であり、また、産業や教育界の中枢の人たちの隠された願いなのだ。
 すでにバックナンバーなどに書いたが、日本は幕末のように開国派と攘夷派に分かれ対立している。明らかに開国派は劣勢である。僕は言うまでもなく開国派だ。しかし、国を動かそうなどという無意味な努力をしてもしょうがない。個人が何をやってもそういうものは動かないので意味がないのだ。個人として与えられた環境の中で、上手く立ち回ればいいだけである。

『週刊金融日記 第338号 東大文系教官たちは日本語バリアを確信犯的に守っている』

 まずは、読者の方の相談内容を紹介しよう。

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- 子供の海外の学校の選び方や選考プロセスについて

noteでサポートさせていただきました。
第343号ですこし書かれていた「海外の学校の選び方や選考プロセスなど、具体的なことをどこかで記事に」を是非お願いします!
楽しみにしています!
こちら夫婦共に地方公立小中高から国立医学部に入学し、卒業後はそのまま地方の大きな病院で働いています。
小学生の子供が2人います。
田舎の医者は、今はよい職業かもですが、これからは厳しくなると思っています。
よろしくお願いします。
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 僕は知的能力や事務処理能力の訓練で、日本の中学入試は悪いものではないと思っている。むしろ、大変に素晴らしい教育ではないか、とさえ思っている。しかし、欠点が2つある。ひとつ目が英語がないこと。ふたつ目が公立高校からの国内大学受験コースと比べて1000万円程度余分に金がかかることである。

●教育工学、他、主要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52121885.html

●教育工学、他、主要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

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