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『人生の勝算』を読んで


こんにちは、かず( @kazu_1247 )です。

以前、何かと話題になった『人生の勝算』を読んでみました。

そういった背景から、「あぁ、この人があの女優を落としていったんだ...」とよく分からない感情も持ちながら読んでいました。

そして、この本をざっと読んで得たことは大きく4つです。

①人を好きになること
②他者の目を持つこと
③人生のコンパスを持つこと
④さらけ出すこと

1、人を好きになること

他人と接して、その人の良いところ、感謝できるポイントを自然に見つけて、まず自分から好きになってしまうこと。
好きになられたら、誰だって悪い気はしません。人間関係は鏡であり、人は好意を受けたら好意を返そうとする生き物です。

ビジネスの相手はもちろん、その秘書やアシスタント、ショップの店員や、タクシーの運転手にも最大の好意を持って接する。すると、自分に好意的な人がどんどん集まってくる。愛の連鎖が生まれていきます。

もちろん、たくさんの人に会う中で、どうしても好きになれない人はいるはずです。仕事で、そういう人に電話をする時、前田さんは電話をする前に相手の名前を「好きだ!好きだ!」と心の中で100回くらい唱えてから電話をしていたそうです。ある種の、自己暗示をかけていたそうです。

人を好きになることはコントローラブル。自分次第でどうにかなります。でも、人に好かれることは、自分の意思だけではどうしようもできません。コントローラブルなことに手間をかけることは、再現性の観点でも、ビジネスにおいても当然であるといえます。

2、他者の目をもつこと

「相手目線」に立って、それぞれが求めているモチベーションを冷静に見つめ、分析すること。
人と話す時、「この人はどんな気分なのか?」「この会話に何を求めているのか?」など。相手の心を見極める。

どんなビジネスであれ、そこに人間が介在する以上、コミュニケーションが重要です。そして、コミュニケーションに求められることは、シンプルです。

相手に立場に立つことです。

仕事の基本は思いやりであるといいます。現状をよりよい方向に進めたり、問題を解決していくのに最も必要なのは、「他者の目」です。

3、人生のコンパスを持つこと

徹底して、自分と向き合うこと。自分が人生を懸けて何をするかを見極めること。

就活では「自己分析」というものをします。自分はどんな性格か。今までどんな人生を送ってきたか。人生で何を成し遂げたいのか。どういった仕事に就きたいのか。ひたすら内面を見つめて、こういったことを考えます。大方の就活生はノート1冊で十分だと考えます。でも、自分の人生のストーリーが1冊に収まるわけがありません。

前田さんは、自己分析ノートを30冊以上書いたそうです。

この目的は、人生のコンパスを持つことです。自分が何をしたいのかというコンパスがないと、人生という荒波の中ですぐに迷ってしまいます。これは、就活に限らず、あらゆる物事の指針となります。実りある人生の中で、コンパス、つまり自分は何を幸せと定義し、どこに向かっているのかという価値観の言語化は、必要不可欠です。

コンパスを持たないことはリスキーです。船を漕ぎ出す前にコンパスを持つこと。その原動力さえあれば、どこにでもいけます。

4、さらけ出すこと

前田さんは、営業をしていた若い頃に、お客さんに電話を取ってもらえず、結果が出ない時期がありました。その時に、結果を出していた先輩から言われた言葉。
それは、「前田はプライドが高い」でした。

さらに、
「プライドはコミュニケーションの邪魔になる。あいつ、バカだねと思ってくれたら、成功だ。バカを演じきった次の日に、お客さんに電話を掛けてみろ。俺の言ってることが分かる。」

そこから、前田さんはお客さんとのバカ騒ぎに加わりました。ほとんど裸でアイドルソングを歌ったり、プライドを捨て全てをやり切りました。お客さんを楽しませて、コミュニケーションを取ることに徹しました。

次の日に、お客さんに電話を掛けると、今までの無視続きが嘘のように感じたといいます。

「前田くん、昨日はすごかったね。」
「変なもの食べてたけど、お腹大丈夫?」

といった感じに、電話を取ってもらえるようになったそうです。

まとめ

以上、この本を読んで得た学びです。

これらは、仕事上だけでなく、日常のあらゆるシーンで重要なことだと思います。

特に、就活生である僕は、自己分析の部分がとても印象に残りました。人生のコンパスを持つことは本当に重要で、就活が終わっても定期的に内省をしていこうと思いました。

前田さんの考えを少なからずインストールできたので、これで、僕も女優とお付き合いするという夢に一歩近づいた思います(笑)


Written by かず


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