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【はめられたビルドアップ】J2第39節柏レイソルvs大宮アルディージャ レビュー

前節ホームアビスパ福岡戦を終始ゲームをリードしながらお互いの良さを引き出し4-0と完勝した。


今節は好調を維持する大宮アルディージャとアウェーでの対戦になります。
イッペイシノヅカ、ファンマ、茨田と強力な選手が揃っていますが前節の勢いのまま勝ち切れるのか注目です❗️

スタメンはこちら❗️

・柏レイソル

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前節のキーマンになった三原は欠場し変わって手塚がスタメンに復帰。その他は前節とは変化なく。手塚のパスの配給とサヴィオ、江坂、瀬川のオフザボールの動きに注目です❗️

注目選手
・手塚、瀬川、江坂、サヴィオ


大宮アルディージャ

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大宮アルディージャは前節出場の畑尾に代わり河面がスタートに。
イッペイシノヅカや酒井と言った運動量豊富なアタッカーにファンマがどう関われるか、そして古巣柏相手に茨田がどんなパフォーマンスを見せるのか注目です❗️

注目選手
・イッペイシノヅカ、ファンマ、茨田

1.前半キックオフ❗️

立ち上がりからサイド深くを取り攻撃を仕掛けるレイソル。
そんな中いきなり試合が動きます。

前半2分
染谷のフィードが大宮CBの背後へ。付近にいた瀬川が反応し流れたボールをダイレクトでグラウンダークロス❗️
流れてきたマテウスサヴィオがシュートしゴール!1-0👍


前半26分
フィールド中央で手塚が瀬川へパスを出すと相手との中間ポジションでボールを受けた江坂が仕掛けてシュート❗️
これは惜しくも外れてしまいますが、手塚のアクセントの効くパスと幅を使って相手を引き出したレイソルの良さが産んだチャンスでしたね✨

レイソルの良さが見えてきた中、前半41分大宮にチャンスが訪れます。手塚へプレスがかかり曖昧なバックパスを出てしまうとファンマをはじめ前線の選手がプレス開始。
中村航輔までボールが下がり手塚へパスを出すとトラップを狙われてそのままキーパー1対1❗️
中村航輔もかわされゴールカバーも触らないところへシュートを打たれて1-1の同点😢


悪い流れの中43分。
相手陣内でボールを奪われるとカウンターになり、酒井からファンマへ、ファンマから裏抜けをした奥抜へダイレクトでパスをだす。
それに釣られた中村航輔が飛び出ると奥抜がシュート。これは枠を外れるものイッペイシノヅカが折り返すと茨田が無人のゴールへ決まり1-2😭


2.仕組まれたビルドアップ

前半レイソルペースな展開も多くあったが徐々に大宮のチャンスが増えていった。
その中で特に自陣からのビルドアップは大宮が用意していた作戦の一つだっただろう。
その中でも2つ例をあげたい。

レイソル陣内のビルドアップの場合

前節は三田がアンカーのような役割でボールを散らしていたが、レイソルはフィールドを幅広く取りCB、ボランチから相手の背後、幅をとって攻撃を展開していくことが多いが今回はそれを封じてきた。

3トップはCBからの縦パスを塞ぐために三枚並びパスコースを封じる。

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34分のシーンでは、山下から染谷へとボールが流れると大宮の3枚もスライドし図のような状態が生まれる。
このシーンではヒシャルジソンにパスを出すもとプレスをかけられたためさげざる終えなかった。
このように大宮の前線3枚が連動し、レイソルボランチへのパスコースを消す。その為いつも通りの中盤を経由して外への展開することが難しくなりCBから相手の背後を狙うことを誘われるような展開になってしまった。
先制点は見事だったがその後は徐々に大宮に対策されてしまった。

レイソル陣内に押し込んでビルドアップ阻止。

大宮陣内でボールホルダー(手塚)にプレッシャーをかけるとバックパスがやや雑になり山下へのパスがずれる。
するとそれに反応したファンマがプレスをかけ後から茨田、奥抜が追走。

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失点シーンはこの配置で中村から手塚へパスを出した後2枚がトラップ側を狙いそのままチャンスに持っていかれた。

また①の時のように前線3枚がボランチのコースを消している中ボランチがタイミングよくセンターバックにプレスをかけるシーンも見られた。
以上2例のように今節は大宮にビルドアップを狙われたと感じるシーンが多く見られた。


3.後半はどうだったか?

ビルドアップを封じた大宮だったがやはりスタートの時と同様大宮の3CBの脇を取りに来るレイソル。
それによって大宮の守備を1列を下げることに成功するも大宮の守備は硬い5-4のブロックを形成し中央は割らせないと言わんばかりに外に追い出してくる。
その為外ではボールが持てるもなかなか中央からの攻撃はできない。

こんな時にクリスティアーノがいたら…

そんな中チャンスを演出したのは大宮
敵陣でボールを奪うと山下がファール。
このフリーキックをイッペイシノヅカがけるが惜しくもバー。

65分にはスローインからレイソルボックス内に侵入しレイソルにカットされるもクリアミスからシュートまで行かれる。ここは中村航輔のセーブで難を逃れる。

そんな中79分にレイソルチャンスを迎える。
相手DFのライン間でジュニォールサントスがボールを受けるとドリブルで剥がしてシュート❗️
これはDFに当たって枠外へ。

82分にはサイドからのクロスをジュニォールサントスが頭で合わせるも枠外。

この辺りでお気づきだとは思いますがやはりブロックを引かれた時にレイソルが持っている武器はやはり高さ。シンプルなクロスが決定的なチャンスに結びつく。特にこの試合はジュニォールサントスとオルンがと2枚が並ぶと脅威が増す。
これを使ったオプションも有ればまた先述の枠が広がるかも?

90+アディショナルにはジュニォールサントスのクロスに山下❗️これもバーの上。

そして試合終了。
最後まで集中力を持続した大宮が勝利を手にした。

4.最後に

今節は前節攻撃の舵を取った三田に代わって手塚がスタートに入ったがやはり手塚がボールを持てばワクワクしますね❗️
その中でもう少し試合を決定づける何かがあればなおいいでしょう。また失点シーンのようなトラップ側を狙われることもあるのでそこはもう少し試合経験があると良くなってくるんじゃないでしょうか❗️
一方アルディージャはで与えられた役割をしっかりとこなし、自分たちの良さを出せたゲームになったんじゃないでしょうか❗️

ここで勝ち点差は36節の結果を踏まえて3ポイント差。優勝争いがますます楽しみになってきますね✨


また最近投稿が遅くなったり、後半のレビューが薄くなったりと見てくださっている皆様に大変申し訳ないレビューになっていますが徐々に進化していくので今は暖かい目で見守ってください。笑


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