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因果関係を間違って判断すると命取りに。取捨選択は自分自身で!

おはようございます。今日も元気なかずさんです。

減塩ブームは悪いこと?自然塩なら摂っても大丈夫?

ネット上にはさまざまな情報が飛び交っています。情報ソース自体が間違っているものもあれば、目を引くキャッチーな論説にすべく大嘘でない程度に歪曲して表現したり、主語を広くとって大袈裟に逆張り理論を展開している情報をよく見受けます。

今回お伝えしたいことは、情報の取捨選択についてです。

このnoteもしかり、さまざまな人がさまざまな考えを以って情報発信しています。置かれている状況や立場により人の考え方はさまざま。絶対的な正解があるのかないのかわからない世界です。つまり、ある人の正解は、あなたにとっては正解ではないかもしれないのです。

情報は正しく理解し、正しく取り込み、正しく消化しましょう。誤った情報をもとに誤った判断をして後悔しないように。後悔するのは自分自身です。

例えば、「減塩」をキーワードに拾ってくるとこのような論調があります。

減塩ブームに喝を入れろ
精製塩が良くない、自然塩ならむしろしっかり食べよう

これは、主張としては間違っていないと思います。しかし、想定読者に私(持病があり、医療観点で塩分摂取量の削減が必要)は含まれていない文章なので、ふーん、と思いながら読み飛ばすようにしています。主語が大きいと読んでいてカチンとくることもありますが、大人なのでスルー。

減塩の他、コレステロールでも似たような話があります。

2015年にアメリカではコレステロール摂取基準が撤廃された。コレステロールの量を気にしながら食生活する必要なし。

日経の記事は正しいと思いますが、因果関係を考えながら情報を取捨選択するようにしましょう。

(原因)コレステロール摂取基準を超える → (結果)病気リスクが上がる

これの因果関係が薄いとして、アメリカでは基準撤廃されました。確かにそうなのかもしれません。

しかし、すでに健康診断で高脂血症と言われているなど、コレステロール値が基準を超えている人にとっては、本情報を鵜呑みにするのは危険です。なぜなら、高脂血症と動脈硬化など成人病発症リスクとの関連性はすでにわかっており、血中コレステロール値を下げるための努力はすべきなのです。そのためにはコレステロール摂取量を減らすことも一つの重要な手段なのです。自分の言い訳のために、耳障りのよい情報に惑わされないで。

ファッションとしての健康ブームと、持病改善の食事制限は分けて考えよう

あえて「ファッション」と書かせていただきました。塩を大量摂取しまくる日常よりも、ほどほどにしておいた方が良いのは間違いないです。それは健康な方でも持病をもっている方でも同じ。フルオープンよりもなんらか『縛り』がある方が燃える性格の方もいらっしゃるでしょう。

でも、「こうした方が良いだろう」の健康オタク的なアプローチが行き過ぎると、食事のバランスを崩してしまったり精神を病んでしまったりと別の観点から綻びが生じます。結果として不健康になったりして…何のために取り組んでいたのか?本末転倒になります。

健康に関する情報を目にした時には、誰に向けて書かれているのかを意識して取捨選択するようにしましょう。ネット上の情報も、食事と同じです。自分のためになる栄養素を自分で判断して取り込み、楽しく健康な生活を送りましょう(^-^)

いつもありがとうございます! サポートは減塩食材に関する情報収集かつかずさんの食費(^-^)に活用させていただき、記事として広く皆様に還元しています!