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塾の先生やってると、人生経験が、思いもしなかったところで役立つことあるね。

最近、2ヶ月の突貫工事で中学受験のお子さんをお請けすることになりました。

お知り合いのつてで面談し、ぜひとも息子の学校へ来てほしいということで手伝わせてもらうことになりました。

海外生活をされていたお子さん。

日本の補習校で国語や算数を習われていた経験もあるのだとか。

私も青年海外協力隊に参加していた折、一度だけですが補習校に参加してお子さん達に日本語を教えた経験があります。

そんな話をすることで、身近に思ってもらえたような。

最近、病院を退院してきたご近所さんとも、父を介護した経験(たった1ヶ月だけど)があったことで、お話していただいたことを少しだけ身をもって想像できました。

私は、明確な意思を持ち、人生突き進んでいるわけでなく、その時その時を自分で決定しながら流されるように生きている感じなのですが、その時その時で経験してきたことが思いもよらないところで役に立つことがあるのだな、と思いました。

2年間、協力隊員として、中米のホンジュラスで生活しましたが、スペイン語が話せるようになったわけでも、協力隊員としてすごい活躍をしたわけでもなく、ただ楽しく生きていただけですが、ホンジュラス人と関わって得た感覚がこういうところで生きるんだ、と思えて嬉しかったです。

帰国子女のお母さんとお話させてもらった時の経験も生きたかな。

公立中高一貫校受験の指導は、お子さん達も自分の今まで生きてきた経験を全て使って、それを言葉にしていく作業をしていきますが、指導者側も自分の今までの経験をフルに使って指導させていただくので、本当に骨は折れるけれど、楽しいです。

でも、息子2人と中学受験に挑んだ時よりは、ずいぶん楽。親は、ずっと一緒で、生活もでしたから。

頭の中は、いつもどこかに、塾に来てくれている誰かのこと(中学受験コースのお子さんだけでなく)があって、面白いことがあったら、「これ、あの子に響くかも。」なんて思っていますが、生活は、おうちでみてもらえますからね。私は、知的な刺激の部分の担当ですからね。

何が使えるか分からないから、子ども達の指導は面白いですね。

ワクワクを忘れずに、楽しく生きていくことがこの仕事をしていく上で一番大切なことなのかも、なんて改めて思った次第でした😄

No. 233



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