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#30 トマトジュースで鶏肉のトマト煮

1990年代に日本にイタ飯ブームというものが来て、そのイタ飯というのはイタリア飯の略だと思いますが、高級なレストランから、庶民のレストランまで、日本がイタリア料理っぽいもの一色になった時があったことをぼんやり覚えています。

ナポリタンとミートソースとアサリとタラコしかなかった日本のスパゲッティ界隈は、その名をパスタと変えて、ペペロンチーノとか、アマトリチャーナとか、ジェノベーゼとか、ペスカトーレとか、イタリア語が蔓延する事になりました。

ミックスピザとせいぜいサラミのピザくらいしかなかったピザ界隈も同様で、マリナーラとかマルゲリータとかカプリチョーザなど、こちらもイタリア語が飛び交うことになりました。

僕は当時大学生でしたが、そのイタリア語がもつ可愛らしい響きがとても気に入っていました。とくに、チーノとかリータとかチャーナとか最後の伸ばす所が可愛らしくて仕方がないです。

もちろん、スパゲッティやピザだけじゃなくてお肉やお魚料理もありまして、今日はその中から鶏肉をトマトで煮たものを作りました。

【簡単な作り方】
①鶏もも肉に塩を振って、オリーブ油で周りに焦げ目がつくまでやく
②ニンニクみじん切りと赤唐辛子輪切りを入れて香りをだす
③トマトジュースを入れて煮込む。塩コショウとお好みでコンソメなどの出汁を入れて整えて完成

鶏のもも肉と言えば、唐揚げ最強だった僕にとって、真っ赤に染まった煮汁でにんにくの強い香りがする鶏肉は、とても新鮮でした。

世界史でやったローマ帝国とゴッドファーザーとフェラーリくらいしか知識がないイタリアという国とその言葉に思いを馳せて、しったような口をききながら、イタリアの安ワインを飲んでパスタを食べて鶏肉食べてエスプレッソのんでたのは、良い思い出かも知れません笑

追伸
カルボナーラって絶対昔のイタリア人が「釜玉うどん」みて思いついたと思うんだけど違うのかなあ

参考レシピ


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