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Day175 教え子からの年賀状

2024/1/12 Fri
久しぶりに10時間寝ました。

年賀状シリーズ第二弾です。
今年も年賀状をたくさんいただきました。

18通。。。
(ありがたいです)

そんな中に、教え子からの年賀状がありました。

臨時教諭と初任校での勤務期間に出した
子供たちへの年賀状にはボクの住所を書いていたので
当時の子たちは知っているのです。

その子はOくん
初任校2年目。
初めての6年生を担任した時の児童でした。

まぁ〜一言で言えば
“元気な子“でした。
何かと気になる子でした。
Oくんとの繋がりが1年間のクラス経営を左右する
と言っても過言ではないキーマンでした。

そんな彼から年賀状。
思わず見入ってしまいました。
彼とはここ数年、年賀状のやり取りをしており
今年もくるかな?とは思っていたのですが
律儀にも送ってくれたので
感謝です。

読みながら当時を振り返りました。

う〜〜〜ん。
ここでは書けない。

まぁ〜色々ありました。
でも一つ語れるエピソード。

彼はマツダの車が大好きで
イラストを時々プリントの端くれや
ノートの余白に書いていました。
それを見つけたボクが彼に話しかけます。

「えっ、めっちゃ上手やん。好きなん?マツダ?」

「うん。好き。他の車と違ってデザインがオシャレ」

「そ〜なんか。先生は違いがわからんけど。じゃー将来は
 車のデザイナーしたいん?」

「うん。マツダがいいな。オシャレな車にしたい」

そんな個で繋がればめっちゃ穏やかな子でした。
ただ、集団になると・・・

やっぱ書けません。

そんな将来マツダを目指していたOくんの
将来の夢が変わったことがわかったのが昨年。
突然だったか?何かのタイミングで電話鳴りました。

「ヒロ先生ですか?Oです」

お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

「Oくん?覚えてるよ。マツダのOくんやん」

「いやぁ〜。どうもあの時はお世話になりました」

「どうしたん?」

「懐かしいなぁ〜と思って」

「うん。ありがと・・・」

そこから数分やり取りする中で
近くのラーメン屋さんでアルバイトをしていることがわかり
早速シフトを教えてもらい食べにいったのが昨年です。

お店に入ると彼の姿は見当たりません。
お店の人に「Oくんいますか?」と聞くと
「お待ちください。O!お客さんやぞ」と呼んでくださいました。

再会です。
スラリと身長はのび、トレードマークの髪の毛。
オシャレな彼は一段とオシャレになっていました。
聞くと
医療系に進むとのこと。
当時の彼とは想像もつかない進路の変更に驚きましたが

「命を守る仕事に就きたいです」


という彼の思いに嬉しさを感じました。
中学、高校、大学と過ごす中で
体も心も成長したOくん。
働く姿を横目で見ながらラーメンを啜ったのを覚えています。

そして今年。
Oくんからの年賀状。
「今年、国家試験と就活があります。先生にとって良い年になりますように」
とメッセージが書かれていました。
バイト先にいったことへの感謝の言葉もPSとして添えてありました。
家族写真に映るOくん。
立派に逞しくなった姿に
「お祝い会をしよう」と心から返事を書いたボク。
実現することを楽しみにしています。

“手のかかる子ほど可愛い“とは言いますが
卒業してからもこうして繋がれる卒業生がいる

教師という仕事の醍醐味をまたひとつ味わうことができ
幸せを感じております。

そう。たとえ、今がガチャガチャしていても
それがいつか笑い話になる日が来ると信じて
今日もマスクをして出勤します。

行ってきます!

【教訓】
子を信じよう

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