友人のお宅訪問! ※哲学や読書とは関係のない内容です※

となりの駅前に引っ越した地元の友人の家にお邪魔して、少しだけお酒を飲んで帰ってきた。あす7月9日(木)、ぼくは休みなのでちょっと冒険(?)したのだ。いや、冒険とは言わないか。あすも出勤なら冒険なのだが。彼は3か月ほど前に引っ越してきたのだが、コロナショックもあり、訪問するのを避けていたのだった。

彼(以下Aとする)とは長い付き合いになる。1993年から同じ中学校に通っていた。その学校は埼玉県の飯能(はんのう)という田舎町にあるミッションスクールで、県内の人なら「ああ、あそこか」と分かる。彼とは中学時代はさほど親しくなく、高校時代に共通の友人を介して親しくなった。ぼくは共通の友人を介して知り合ったあたらしい友人と仲良くなるというパターンがけっこう多い。共通の友人とは疎遠になってしまい、その友人が紹介してくれた友人と親しくなるのだ。いずれにしても、ぼくとAは1997年の夏に米国・オレゴン州のポートランドで1か月ホームステイをしたとき、同宿となり、同じ部屋で寝起きしていた。それを機に帰国後は昼休みに一緒に弁当を食べたりする仲になったのだった。

あるとき、やはり高校の校内で弁当を食べながらAのカセット式ウォークマンで聴かせてもらった菅野よう子のラジオ番組でヤン冨田プロデュースのDOOPIES『DOOPEE TIME』を初めて知ったのも懐かしい。もはや彼は忘れていると思うが、あのときの新鮮な驚きをぼくはいまでも大切に胸の中にしまっている...というとちょっと感傷的だが、単純に友人を介して良い音楽に触れられるということはとても嬉しいのである。彼からコクトーツインズのCDをもらったのも覚えている。たしか、1996年にリリースされた『Milk and Kisses』だったと思う。誤って2枚買ってしまったとAは言っていたはずだ。

きょうは、彼の部屋に久しぶりにお邪魔した。もちろん彼の実家の部屋には高校時代に訪ねたことがあるし、Aが仕事の都合で栃木県に住んでいた時に遊びに行ったこともある。というわけで彼の部屋はいくつか目にしているのだが、友人の部屋を訪ねて、酒を飲みながら談笑するのがひどく久しぶりに感じて、いつぶりか上手く思い出せないくらいだった。彼は自分のiPhoneから音楽をかけてくれて、その曲をぼくが当てるという遊びをやったのだが―いわゆるブラインドテストである―それがなかなか面白かった。詳述すると非常に長くなるので割愛するが、友人と音楽をかけながら、話をするのもとても久しぶりに感じた。

22時過ぎに彼の家を出て途中まで送ってもらい、帰宅して風呂から出たらちょうど23時だった。近所の旧友の家を訪ねるというのもなかなか良いものだと思った。コロナのいわゆる第2波(第3波)が強力だった場合は、自重せねばならないだろうけれど、また遊びに行って和やかな時間をともに分かち合えればよいなと今は考えている。


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