マガジンのカバー画像

「介護時間」の光景

204
家族介護者の独特の緊張感があった頃の、日常の小さな風景の違和感を書いています。それを、現在の「同じ日付けの日」の光景と合わせて、投稿するようにしています。
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

「介護時間」の光景㊱「布」。11.26.

11月26日のことですが、前半は、19年前の2001年11月26日の話です。先日の記事(リンクあり)から、2週間後のことです。 後半は、2020年11月26日のことを書いています。 19年前は、仕事をやめて、介護に専念している頃でした。自分自身が心房細動の発作を起こしたこともあり、義母の介護も始まりつつあり、2000年に母親に、療養のための病院に入ってもらっていました(リンクあり)。その転院から1年がたった頃です。 当時は、毎日のように病院に通ってい

「介護時間」の光景㉟「影」。11.20。

 いつも昔の話で申し訳ないのですが、5年前の話です。  2015年11月20日のことです。(後半に、2020年11月20日のことを書いています)。  私は1999年から介護を始め、仕事もやめ、介護に専念する生活に入りました。その時間の中で、家族介護者にこそ、心理的な支援が必要ではないかと思うようになり、臨床心理士になろうと思いました(リンクあり)。  2007年に母を亡くし、義母の介護を続けながら、夜中の介護の合間に勉強をして、2013年に大学院を修了しましたが、その一年

「介護時間」の光景㉞「オーケストラ」。11.12.

昔の話で、申し訳ないのですが、前半は、19年前の2001年11月12日の話です。先日の記事(リンクあり)から、12日後のことです。(後半に、2020年11月12日のことを書いています)。 母親の介護を始めて、自分自身が心房細動の発作を起こしたこともあり、仕事をやめ、義母の介護も始まりつつあり、2000年に母親に、療養のための病院に入ってもらっていました(リンクあり)。その転院から1年がたった頃です。 当時は、毎日のように病院に通っていました(リンクあり

「介護時間」の光景㉝「甘さ」。11.4.

今回は、5年前の話です。  2015年11月4日のことです。(後半に、2020年11月4日のことを書いています)。  いつも読んでくださる方には繰り返しになり、申し訳ないのですが、私は1999年から介護を始め、仕事もやめ、介護に専念する生活に入りました。その時間の中で、家族介護者にこそ、心理的な支援が必要ではないかと思うようになり、臨床心理士になろうと思いました(リンクあり)。 2007年に母を亡くし、義母の介護を続けながら、勉強をして、2013年に大学院を