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Q.夫婦のお金のルールってどうしてる!?

コネヒトでは日本全国の夫婦を対象とした「家族に関する全国調査」を2020年8〜9月に実施し、1万人を超える皆様にご回答いただきました。詳細な報告書はこちらにまとめておりますが、中でも興味深いなと感じたデータをピックアップし、紹介させていただきます。

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調査概要
・調査名:現代日本の家族像:2020年 家族に関する全国調査
・調査期間:2020年8月24日~9月28日
・調査方法:インターネット調査

♦「夫婦間のお金のルールを決めるタイミング」結婚前にお金について話し合うカップルは約4組に1組

パートナーとお金の話をするのって、意外と心理的ハードルが高いもの。パートナーの収入額には興味あるけど、自分の収入額を教えるのはちょっと気が引ける、そんな感情を頂いたことはありませんか。でも、「同棲したら」「結婚したら」「子どもが生まれたら」など、どこかのタイミングで共有し、一緒にお金を管理することが当たり前だと思っていませんか。

実は、パートナーとお金の管理方法を見直すタイミングは様々で、結婚前に見直した夫婦が24.2%、結婚直後が51.4%、子どもの出産後が14.2%、そしてとくに管理方法を見直していない夫婦も10.2%いました。結婚前にお金について話し合うカップルは約4組に1組という結果に…。夫婦間のお金のトラブル防止のためにも、結婚前の話し合いは必要かもしれません。

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♦ 「2人のお金は別々のもの」として管理する夫婦は結構いる

では、いったいどのような見直しをするのでしょうか。

見直し前後の数値を比較すると、もともと収入を別々で管理していた67.1%の夫婦の多くは、収入のすべて、または一部を共有しようという決断をするようですが、その見直し方は夫婦それぞれ。

夫婦両方の収入をすべてまとめて管理しようという決断をする夫婦は、見直し前の12.7%から48.7%に増え、夫婦としてひとつのお財布にまとめたいと思う夫婦が約半数でした。一方で、すべての収入をまとめて管理するのではなく、収入の一部だけを一緒に管理しようと考えた夫婦は、見直し前の18.5%から32.5%に増加。夫婦・家族のお金と、自分のお金を分けたいなと感じた夫婦は約3人に1人という結果になりました。もちろん、見直し後も個別で管理しようという夫婦も17.9%。

見直し方は夫婦によって様々で、それぞれに合った方法を見つけているようですね。

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♦「 夫だけがお小遣い制」という、昔ドラマで見かけた表現はやっぱり過去のもの!?

お互いの収入のすべて、または一部を共有している夫婦の71.7%がお小遣い制というのも興味深いデータです。友人や同僚とのお付き合い、趣味などに費やす個人としてのお金も必要ですが、そういった個人の出費は、お小遣い制という仕組みで管理している夫婦が多いようです。

夫婦ともにお小遣い制にしているのは24.7%と約4人に1人、夫だけがお小遣い制というのは25.8%とこちらも約4人に1人、妻だけがお小遣い制という夫婦は7.6%という結果になりました。

共同のお財布を持っている夫婦は、お小遣い制という形で個人の出費領域を調整しているようですね。働く女性が増え続けている中、夫婦ともにお小遣い制とする管理方法が今後も増加するかもしれません。

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♦ お小遣い額は「妻の方が低い」ケースが多い

お小遣いを含め、夫婦それぞれが自由に使えるお金についても見ていきましょう。

夫婦合わせて見ると、月ごとの個別の平均額が20,000未満が5割以上。半数以上の夫婦それぞれが毎月自由に使える金額は、20,000円未満ということになります。一方夫だけで見てみると、同額の20,000円未満が47.4%と半数弱でしたが、その一方で妻側は15,000円未満で約5割となり、妻が自由に使える金額のほうが少ないことも明らかになりました。

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みなさんの家庭では、どのように家族のお金を管理されていますか。お互いが納得できる管理方法をみつけるまでに、どのようなタイミングで、どのような会話をされましたか。Twitterにてあなたのお金管理術を教えてください。

♦ 家族Q(カゾキュー)とは

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「家族」って誰もが想像できるものなのかもしれないけれど、
その姿も、あり方も、価値観も、実は果てしなく多様で、
積み上げてきたたくさんのストーリーの上に成り立っているもの。

家族Q(カゾキュー)は、
そんな家族のストーリーとともに、
家族の多様性を発見し、学び、語る場所です。

♦ 調査結果や画像のご利用について

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