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禅語の前後

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禅の言葉をテーマに何か書いてみよう、という試み。
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2022年5月の記事一覧

禅語の前後:向南見北斗(みなみに むかって ほくとを みる)

禅語の前後:向南見北斗(みなみに むかって ほくとを みる)

 北斗七星は目立つ星座なので、古代からいろいろと言い伝えが多い。中国などでは昔から神さま扱いされていて、例えば三国志演義で赤壁の戦いを前にした諸葛亮孔明が、祭壇を設けて風が吹くように祈る、その祈っている相手が、この北斗七星なんだそうだ。

 その名の通り、この星座は夜空の北に見える。
 柄杓に例えられるその星座の、一番目と二番目の星を繋いだ線を先に延ばせば、北極星に当たる。とうぜんながら、南を向い

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